HA Database Ready 業務開発ガイド（Open SQL編）

4.1.2 ODBC driverを利用する場合

接続文字列またはデータソースに、以下の情報を設定します。

注意

Windowsで、データソースを利用して設定する場合は、ODBCConf.exeまたはAdd-OdbcDsnを使用してください。ODBCデータソースアドミニストレーターからのデータソース登録はサポートしていません。

表4.2 設定する情報

パラメーター	説明
Servername	カンマ区切りで業務用のIPアドレス1および業務用のIPアドレス2、またはホスト名を指定します。 ODBCの規約に基づいて、カンマ区切りを含む文字列全体を{}で囲むことを推奨します。 指定形式:{host1,host2}
Port	カンマ区切りで接続先のポート番号を指定します。 ODBCの規約に基づいて、カンマ区切りを含む文字列全体を{}で囲むことを推奨します。 指定形式: {port1,port2} Servernameのn番目に指定した業務用のIPアドレスまたはホストに対応するポート番号は、Portのn番目に指定してください。 ポート番号は省略できます。省略した場合には、26500になります。ポート番号が26500以外の場合は、カンマ区切りで同じポート番号を2つ記述します。 Servernameにn個指定されていた場合、Portのn+1番目以降の指定は無視されます。

接続文字列に指定する場合

以下の接続文字列を指定します。

...;Servername={host1,host2};Port={port1,port2};....

データソースに指定する場合

以下の形式で指定します。

Servername={host1,host2}
Port={port1,port2}

注意

接続パラメーターlogin_timeoutを利用する場合には、指定した各ホストへの接続に対して login_timeoutが適用されます。二重化されているデータベースサーバの両方がダウンしている場合、接続がタイムアウトするまでには、login_timeoutの2倍の時間がかかります。