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Symfoware Server V12.0.1 導入ガイド(クライアント編)
FUJITSU Software

4.4.1 対話形式でのインストール

以下の手順でインストールしてください。

  1. アプリケーションの停止

  2. スーパーユーザーへの変更

  3. DVDドライブのマウント

  4. インストール

注意

  • install.shコマンドを実行するコンソール画面上の環境変数LANGと表示環境はあわせてください。設定があっていない場合、英語で表示されたり、文字化けして表示されることがあります。
    なお、日本語が表示可能なLANGは以下のとおりです。

    • ja_JP.UTF-8

    • ja_JP.eucJP

    • ja

    • ja_JP.PCK

  • 全角文字および以下の半角文字を入力すると、install.shが正しく動作しない場合があるため入力しないでください。

    "、#、$、&、'、(、)、^、~、\、|、@、`、[、]、{、}、;、:、<、>、タブ

  • インストールを開始する前に、適用しているすべての緊急修正、応急修正および固有修正を削除しておいてください。また、インストール後は適用していた最新の修正を適用してください。

1) アプリケーションの停止

再インストールする製品を利用しているすべてのアプリケーションを停止します。

2) スーパーユーザーへの変更

以下のコマンドを実行して、システム上でスーパーユーザーになります。

$ su -
Password:******

3) DVDドライブのマウント

クライアント機能のDVDをDVDドライブに挿入し、以下のコマンドを実行します。

注意

自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントを行った場合、マウントオプションに“noexec”が設定されるため、インストーラの起動に失敗します。この場合、mountコマンドでDVDを適切に再マウントしてからインストールを実行してください。なお、マウントされているDVDのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。

# mkdir -p /dvd/dvd0    (注1)
# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t6d0s2 /dvd/dvd0   (注2)

注1) /dvd/dvd0がない場合のみ必要です。

注2) マシン環境によって、下線部のデバイス名が異なる場合がありますので確認してください。

4) インストール

以下の手順でインストールを行います。

ここでは、Symfoware Server Client 64bit V12.0.1を、再インストールする場合を例にとって説明します。

1. インストール処理の開始

install.shコマンドを実行し、インストールを開始します。

# LANG=ja_JP.UTF-8;export LANG 
# cd /dvd/dvd0
# ./install.sh
2. インストール対象製品の選択

インストールを行う製品の一覧が、以下のように表示されます。
複数の製品を選択した場合は、手順4~手順9が繰り返されます。

インストール対象の製品は以下のとおりです。
1: Symfoware Server Client 32bit V12.0.1
2: Symfoware Server Client 64bit V12.0.1

インストールする製品を選択してください
複数選択する場合は","で区切ります。(例: 1,2)
[1,2,all,q](省略値はall): 2
3. インストール対象製品の確認

インストール対象製品の確認画面が、以下のように表示されます。

選択した製品
  Symfoware Server Client 64bit V12.0.1

上記の製品をインストールしますか?
y: 次へ進みます
n: 再び製品を選択します
q: インストールせずに終了します
[y,n,q](省略値はy): y
4. 製品名の表示とインストール環境のチェック

製品名とインストール環境のチェックメッセージが、以下のように表示されます。

==============================================================================
Symfoware Server Client 64bit V12.0.1
==============================================================================

インストール環境のチェックを開始します。
インストール環境のチェックが終了しました。
5. インストール種別の選択

インストールされている製品によって、以下の画面が表示されます。番号を入力してください。

インストール方法を選択してください。
アップグレードインストール(再インストール)する場合は番号を選択してください。

1: Symfoware Server Client 64bit V12.0.1
q: インストールせずに終了します
[1,q]: 1
6. インストール種別の確認

インストール種別が、以下のように表示されます。

表示されたインストール種別でインストールを開始する場合は、“y”を入力してください。

1: Symfoware Server Client 64bit V12.0.1

上記の製品をインストールしますか?
y: 次へ進みます
n: 再び製品を選択します
q: インストールせずに終了します
[y,n,q](省略値はy): y
7. 開始メッセージの表示

開始メッセージが、以下のように表示されます。

アップグレードインストール(再インストール)を開始します。
8. インストール状態の表示

インストール状態が、以下のように表示されます。

削除を開始します。
削除が終了しました。

インストールを開始します。
インストールが終了しました。

参考

上記の処理中は、キャンセル(CTRL+Cおよびkill -15)を禁止しています。

強制終了させる場合は、以下の手順で操作してください。

  1. 以下のコマンドを実行してプロセスIDを特定します。

    # ps -af | grep symfo_install
    表示例
        root  1996  1954  0 10:00:57 pts/6    0:00 sh ./CLIENT64/symfo_install
        root  2137  2133  0 10:02:11 pts/7    0:00 grep symfo_install
  2. 以下のコマンドを実行してプロセスを強制終了します。

    # kill -9 1996
9. 終了メッセージの表示と確認

インストールが終了したときに、インストールの処理結果を示すメッセージが表示されます。

正常終了の場合

インストール処理が正常に終了した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。

アップグレードインストール(再インストール)が正常終了しました。
異常終了の場合

インストール中に何らかの異常が発生した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。

pkgadd: エラー:データストリームを処理しようとしましたが失敗しました
    - データストリームの構成テーブル中に不正なフォーマットがあります
pkgadd: エラー:< /dvd/dvd0/CLIENT64/packages/sparc/FJSVsymci12016.s> からのデータストリームを処理できませんでした。

ERROR: FJSVsymci12016のインストールでエラーが発生しました。

アップグレードインストール(再インストール)が異常終了しました。

注意

インストールの途中でエラーが発生していた場合は、以下のように対処してください。

  1. エラーメッセージをもとに原因を取り除きます。

  2. 再度、install.shコマンドを実行します。