以下の手順でインストールしてください。
インストールパラメータCSVファイルの作成
スーパーユーザーへの変更
DVDドライブのマウント
インストールの実行
注意
X WindowのGNOME端末などの日本語表示環境において、install.shコマンドを実行した場合、文字列が途中から重複表示されるなど、日本語を含む文字列が正しく表示されないことがあります。install.shコマンドの動作に影響はありません。
silent.shコマンドを実行するコンソール画面上の環境変数LANGと表示環境はあわせてください。設定があっていない場合、英語で表示されたり、文字化けして表示されることがあります。
なお、日本語が表示可能なLANGはja_JP.UTF-8です。
1) インストールパラメータCSVファイルの作成
システムの運用で必要となる機能を検討してから、以下の記述形式に従ってインストールパラメータCSVファイルを作成します。
セクション名,パラメータ名,設定値 セクション名,パラメータ名,設定値 :
インストールパラメータCSVファイルの詳細については“付録A サイレント形式でのインストールの詳細”を参照してください。
参考
インストールパラメータCSVファイルのひな型は、“マウントポイント/sample/sample_linux.csv”です。
2) スーパーユーザーへの変更
以下のコマンドを実行して、システム上でスーパーユーザーになります。
$ su - Password:******
3) DVDドライブのマウント
クライアント機能のDVDをDVDドライブに挿入し、以下のコマンドを実行します。
注意
自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントを行った場合、マウントオプションに“noexec”が設定されるため、インストーラの起動に失敗します。この場合、mountコマンドでDVDを適切に再マウントしてからインストールを実行してください。なお、マウントされているDVDのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。
# mount -t iso9660 -r -o loop /dev/dvd /media/dvd
4)インストールの実行
silent.shコマンドを実行し、インストールを開始します。
インストールパラメータCSVファイルを“inspara.csv”とした場合の例を以下に示します。
なお、インストールパラメータCSVファイルの配置先は任意です。以下の例では“/home/work”としています。
# LANG=ja_JP.UTF-8;export LANG # cd /media/dvd # ./silent.sh /home/work/inspara.csv
サイレントインストーラが異常終了した場合、ログファイルにメッセージが出力され、復帰値が返却されます。詳細については“付録A サイレント形式でのインストールの詳細”を参照してください。