本節では、テンプレートを利用するための事前準備について説明します。
テンプレートを使用する前に以下の準備作業を行う必要があります。
自動運用プロセスのカスタマイズ
自動運用プロセスの管理サーバへの登録
運用操作部品の環境設定
自動運用プロセスのカスタマイズ
Systemwalker Runbook Automation Studioにて、使用するテンプレートの自動運用プロセスを運用で使用するアプリケーションプロジェクトにコピーしてください。自動運用プロセスを構成するプロセス定義とフォームをすべてコピーしてください。コピーを行う自動運用プロセスとフォームについては、“3.6 ファイルの構成”を参照してください。
コピーした自動運用プロセスの設定を、業務内容に応じて変更します。
テンプレートの自動運用プロセスに配置されたアクティビティのロールには、以下のグループが設定されています。
オペレーターが作業:Role
運用担当者が作業:AdminRole
環境に応じてロールを修正するか、または、上記のグループを管理サーバに登録してください。
その他の自動運用プロセスの設定内容については、“3.8 自動運用プロセスの概要”を参照してください。
参照
グループの登録については、“Systemwalker Runbook Automation 運用ガイド”の“ローカルグループを作成する”を参照してください。
自動運用プロセスの管理サーバへの登録
業務内容に応じた設定を行ったあとに、自動運用プロセスを管理サーバへ登録します。
参照
自動運用プロセスの管理サーバへの登録方法については、“Systemwalker Runbook Automation 運用ガイド”の“自動運用プロセスを登録する”を参照してください。
運用操作部品の環境設定
稼働確認テンプレートで使用する運用操作部品には、事前に環境設定が必要なものがあります。テンプレートを実行する前に必要な環境設定を行ってください。
運用操作部品名 | 設定概要 |
---|---|
サーバの電源状態取得 | 構成管理データベース(CMDB)に、確認対象になっているサーバのIPMIに設定されているIPアドレス、ユーザーおよびパスワードを登録する。 構成管理データベース(CMDB)への情報の格納は、swrba_ipmiimportコマンドを使用してください。swrba_ipmiimportコマンドの詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“swrba_ipmiimport(IPMI情報のインポートコマンド)”を参照してください。 |
ノードの稼働状態確認 | 確認対象のサーバにて、Ping応答の抑止を解除する。 |
監視製品のイベント発生確認 | 構成管理データベース(CMDB)に、運用管理サーバのOS種別、サーバに接続するための認証情報、およびイベント監視を行っている運用管理製品名を登録する。 運用管理サーバと接続する通信環境を設定する。 |
メールを送信 | SMTP通信の環境を用意する。 |
参照
各運用操作部品の詳細については、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“運用操作部品リファレンス”を参照してください。