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Systemwalker Runbook Automation テンプレート利用ガイド
FUJITSU Software

2.7 事前準備

本節では、テンプレートを利用するための事前準備について説明します。


テンプレートを使用する前に以下の準備作業を行う必要があります。

自動運用プロセスのカスタマイズ

  1. Systemwalker Runbook Automation Studioにて、使用するテンプレートの自動運用プロセスを運用で使用するアプリケーションプロジェクトにコピーしてください。自動運用プロセスを構成するプロセス定義とフォームをすべてコピーしてください。コピーを行う自動運用プロセスとフォームについては、“2.6 ファイルの構成”を参照してください。

  2. コピーした自動運用プロセスの設定を、業務内容に応じて変更します。

    テンプレートの自動運用プロセスに配置されたアクティビティのロールには、以下のグループが設定されています。

    • オペレーターが作業:Role

    • 運用担当者が作業:AdminRole

    環境に応じてロールを修正するか、または、上記のグループを管理サーバに登録してください。

    その他の自動運用プロセスの設定内容については、“2.8 自動運用プロセスの概要”を参照してください。

参照

グループの登録については、“Systemwalker Runbook Automation 運用ガイド”の“ローカルグループを作成する”を参照してください。

自動運用プロセスの管理サーバへの登録

業務内容に応じた設定を行ったあとに、自動運用プロセスを管理サーバへ登録します。

参照

自動運用プロセスの管理サーバへの登録方法については、“Systemwalker Runbook Automation 運用ガイド”の“自動運用プロセスを登録する”を参照してください。

運用操作部品の環境設定

仮想環境向け運用テンプレートで使用する運用操作部品には、事前に環境設定が必要なものがあります。テンプレートを実行する前に必要な環境設定を行ってください。

運用操作部品名

設定概要

仮想サーバを構築
仮想サーバを削除
仮想サーバを起動
仮想サーバを停止
仮想サーバを再起動
仮想サーバのシステム変更
仮想サーバの詳細情報取得
仮想サーバのスナップショット作成
仮想サーバのスナップショット復元

構成管理データベース(CMDB)に、以下の情報を登録する。

  • 仮想環境の管理製品(ServerView Resource Orchestrator)

    • [論理ノード]を登録

    • [インストール済ソフトウェア]を登録

    • [インストール済ソフトウェア]を[論理ノード]に関連づける

  • 仮想環境の管理製品(ServerView Resource Orchestrator)の認証情報

    • swrba_uaimportコマンドを利用して[ユーザアカウント]を登録

    • [インストール済みソフトウェア]を[ユーザアカウント]に関連づける

詳細については、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“CMDBへの情報登録(仮想環境の管理製品)”を参照してください。

メールを送信

SMTP通信の環境を用意する。

参照

各運用操作部品の詳細については、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“運用操作部品リファレンス”を参照してください。

本テンプレート固有の事前準備

以下のテンプレートを使用する場合、事前に準備作業が必要です。

CMDBへの情報登録

上記のテンプレートの自動運用プロセスでは、運用操作部品「サーバの正常稼働確認」のserviceオプションとportオプションの指定値をCMDBから取得しています。テンプレートを利用する場合は、事前に、稼働状態の確認情報をCMDBに登録してください。なお、Windowsサーバを構築する場合は確認するサービスを1つ以上登録してください。

設定の詳細については、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“CMDBへの情報登録(サーバの正常稼働状態の確認情報)”を参照してください。

なお、登録する情報のうち、仮想サーバの構築後に作業を行う“確認対象サーバの情報の登録”については、以下のようにしてください。

また、システムを配備してCMDBに登録するテンプレートにて、ソフトウェアのインストールを行う場合は、インストールするファイルの転送元ホストの以下の情報を、事前にCMDBに登録してください。

swrba_uaimportコマンドに指定する入力ファイル(CSV形式)の例
"転送元ホストのIPアドレス","OS","転送元ホストにSSHを利用して接続するユーザー名","転送元ホストにSSHを利用して接続するユーザーのパスワード","true","false",,"コメント"

swrba_uaimportコマンドの詳細は、“Systemwalker Runbook automation リファレンスガイド”の“swrba_uaimport(ユーザー情報のインポートコマンド)”を参照してください。

管理サーバの環境設定

上記のテンプレートでは、構築した仮想サーバの情報、およびシステム変更を行った仮想サーバの情報をCMDBに反映しています。この反映処理の環境を設定するため、管理サーバにおいてCMDB環境設定コマンドを実行してください。
詳細については、“Systemwalker Runbook Automation 導入ガイド”の“設定手順(運用操作部品「論理ノードを登録」を利用する場合)”を参照してください。