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Systemwalker Runbook Automation 導入ガイド
FUJITSU Software

8.11 プロセス管理用データベースのメンテナンス

Systemwalker Runbook Automationを使用した運用を開始すると、プロセスインスタンス情報などがプロセス管理用データベースに蓄積され、データベース使用領域が徐々に増加していきます。

不要になったプロセスインスタンス情報は、削除することでデータベースから消去できますが、プロセスインスタンス情報を削除しても、削除したレコードは再利用されるためデータベースの物理的な領域サイズは減少しません。そのため、定期的にプロセス管理用データベースをメンテナンスすることを推奨します。

実行に必要な権限

【Windows】

Administrator権限が必要です。管理者として実行する必要があります。

【Linux】

システム管理者(スーパーユーザー)の権限が必要です。

メンテナンス手順

以下の手順でプロセス管理用データベースをメンテナンスします。

  1. Systemwalker Runbook Automationの停止

    以下のコマンドを使用して、Systemwalker Runbook Automationを停止します。

    Windows】

    [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_stop

    Linux】

    /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_stop
  2. プロセス管理用データベースの起動

    以下のコマンドを使用して、プロセス管理用データベースを起動します。

    Windows】

    net start "Systemwalker Runbook Automation DB Service"

    Linux】

    su swrbadbuser -c "/opt/FJSVpgs83/bin/pg_ctl -w start -D [プロセス管理用のデータベース格納先ディレクトリ]"
  3. データベースの不要領域の回収

    以下のコマンドを使用して、データベースの不要領域を回収します。

    Windows】

    "C:\Program Files\fjsvpgs83\bin\vacuumdb" -f -h localhost -p [プロセス管理用のデータベースのポート番号] -U [プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント] -d IBPMDB

    【Linux】

    /opt/FJSVpgs83/bin/vacuumdb  -f -h localhost -p [プロセス管理用のデータベースのポート番号] -U [プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント] -d IBPMDB

    パスワードを入力する必要があります。セットアップ時に指定したプロセス管理用データベースへのアクセスアカウントのパスワードを指定してください。

    注意

    • 必ずSystemwalker Runbook Automationが停止している状態で実施してください。

    • 不要領域が多い場合は、回収処理が長時間になる場合があります。

  4. インデックスの再作成

    以下のコマンドを使用して、インデックスを再作成します。

    Windows】

    "C:\Program Files\fjsvpgs83\bin\reindexdb" -h localhost -p [プロセス管理用のデータベースのポート番号] -U [プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント] -d IBPMDB

    Linux】

    /opt/FJSVpgs83/bin/reindexdb -h localhost -p [プロセス管理用のデータベースのポート番号] -U [プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント] -d IBPMDB

    パスワードを入力する必要があります。セットアップ時に指定したプロセス管理用 データベースへのアクセスアカウントのパスワードを指定してください。

    注意

    • 必ずSystemwalker Runbook Automationが停止している状態で実施してください。

    • インデックスの再構築は長時間になる場合があります。

  5. プロセス管理用データベースの停止

    以下のコマンドを使用して、プロセス管理用データベースを停止します。

    Windows】

    net stop "Systemwalker Runbook Automation DB Service"

    Linux】

    su swrbadbuser -c "/opt/FJSVpgs83/bin/pg_ctl -w stop -D [プロセス管理用のデータベース格納先ディレクトリ]"
  6. Systemwalker Runbook Automationの起動

    以下のコマンドを使用して、Systemwalker Runbook Automationを起動します。

    Windows】

    [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_start

    Linux】

    /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_start