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Systemwalker Runbook Automation 導入ガイド
FUJITSU Software

2.1.4 hostsファイルの設定の確認

自ホスト名(hostnameやuname -nコマンドで確認できるホスト名)からIPアドレスが正しく求められる必要があります。インストール前にhostsファイルの設定を確認し、正しく名前解決ができることを確認してください。

hostsファイルの設定

管理サーバ
  • 自ホスト名には、“127.0.0.1”を除くIPv4アドレスだけ対応するように設定します。IPv6アドレスに自ホスト名を設定しないでください。

  • “localhost”には、IPv4アドレスだけ対応するように設定します。IPv6アドレスに“localhost”を設定しないでください。

IPアドレスが“192.0.2.10”、自ホスト名が“remote1”の管理サーバの例を示します。

192.0.2.10 remote1
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost

注意

利用OSがWindows Server 2012以降の場合の注意事項

IPv6アドレスを優先して名前解決するように初期設定されています。管理サーバの場合、IPv4アドレスで名前解決されるように、OSの標準機能のnetshコマンドを使用してネットワーク設定情報を変更してください。

netshコマンドの詳細については、コマンドラインヘルプを参照してください。

連携サーバ/中継サーバ/業務サーバ/開発コンピュータ
管理サーバをIPv4シングルスタック環境に導入した場合
  • 自ホスト名および“localhost”には、1つのIPv4アドレスにだけ対応するように設定します。複数のIPアドレスに自ホスト名および“localhost”を設定しないでください。

管理サーバをIPv4/IPv6デュアルスタック環境に導入した場合
  • 自ホスト名および“localhost”には、1つのIPv4/v6アドレスにだけ対応するように設定します。複数のIPアドレスに自ホスト名および“localhost”を設定しないでください。

  • 連携サーバ/中継サーバの自ホスト名および“localhost”にIPv6アドレスを設定する場合、RFC 5952表記で記述してください。

名前解決の確認

以下のコマンドを実行し、表示されたメッセージから名前解決されることを確認してください。

[自ホスト名の名前解決]

ping [自ホスト名]

[“localhost”の名前解決]

ping localhost
管理サーバ
  • 自ホスト名が“127.0.0.1”を除くIPv4アドレスで正しく名前解決されることを確認してください。

  • “localhost”がIPv4アドレスで正しく名前解決されることを確認してください。

IPアドレスが“192.0.2.10”、自ホスト名が“remote1”の管理サーバの例を示します。

【Windows】

自ホスト名“remote1”がIPv4アドレスで正しく名前解決されることの確認

C:\> ping remote1
remote1 [192.0.2.10]に、pingを送信しています 32バイトのデータ:
・・・ 

“localhost”がIPv4アドレスで正しく名前解決されることの確認

C:\> ping localhost
remote1 [127.0.0.1]に、pingを送信しています 32バイトのデータ:
・・・

【Linux】

自ホスト名“remote1”がIPv4アドレスで正しく名前解決されることの確認

# ping remote1
PING remote1 (192.0.2.10) 56(84) bytes of data.
・・・

“localhost”がIPv4アドレスで正しく名前解決されることの確認

# ping localhost
PING localhost (127.0.0.1) 56(84) bytes of data.
・・・
連携サーバ/中継サーバ/業務サーバ/開発コンピュータ
  • 管理サーバを導入した環境に合わせて、自ホスト名および“localhost”が正しいIPアドレスで名前解決されることを確認してください。