自ホスト名(hostnameやuname -nコマンドで確認できるホスト名)からIPアドレスが正しく求められる必要があります。インストール前にhostsファイルの設定を確認し、正しく名前解決ができることを確認してください。
hostsファイルの設定
自ホスト名には、“127.0.0.1”を除くIPv4アドレスだけ対応するように設定します。IPv6アドレスに自ホスト名を設定しないでください。
“localhost”には、IPv4アドレスだけ対応するように設定します。IPv6アドレスに“localhost”を設定しないでください。
例
IPアドレスが“192.0.2.10”、自ホスト名が“remote1”の管理サーバの例を示します。
192.0.2.10 remote1 127.0.0.1 localhost.localdomain localhost
注意
利用OSがWindows Server 2012以降の場合の注意事項
IPv6アドレスを優先して名前解決するように初期設定されています。管理サーバの場合、IPv4アドレスで名前解決されるように、OSの標準機能のnetshコマンドを使用してネットワーク設定情報を変更してください。
netshコマンドの詳細については、コマンドラインヘルプを参照してください。
自ホスト名および“localhost”には、1つのIPv4アドレスにだけ対応するように設定します。複数のIPアドレスに自ホスト名および“localhost”を設定しないでください。
自ホスト名および“localhost”には、1つのIPv4/v6アドレスにだけ対応するように設定します。複数のIPアドレスに自ホスト名および“localhost”を設定しないでください。
連携サーバ/中継サーバの自ホスト名および“localhost”にIPv6アドレスを設定する場合、RFC 5952表記で記述してください。
名前解決の確認
以下のコマンドを実行し、表示されたメッセージから名前解決されることを確認してください。
[自ホスト名の名前解決]
ping [自ホスト名]
[“localhost”の名前解決]
ping localhost
自ホスト名が“127.0.0.1”を除くIPv4アドレスで正しく名前解決されることを確認してください。
“localhost”がIPv4アドレスで正しく名前解決されることを確認してください。
例
IPアドレスが“192.0.2.10”、自ホスト名が“remote1”の管理サーバの例を示します。
【Windows】
自ホスト名“remote1”がIPv4アドレスで正しく名前解決されることの確認
C:\> ping remote1 remote1 [192.0.2.10]に、pingを送信しています 32バイトのデータ: ・・・
“localhost”がIPv4アドレスで正しく名前解決されることの確認
C:\> ping localhost remote1 [127.0.0.1]に、pingを送信しています 32バイトのデータ: ・・・
【Linux】
自ホスト名“remote1”がIPv4アドレスで正しく名前解決されることの確認
# ping remote1 PING remote1 (192.0.2.10) 56(84) bytes of data. ・・・
“localhost”がIPv4アドレスで正しく名前解決されることの確認
# ping localhost PING localhost (127.0.0.1) 56(84) bytes of data. ・・・
管理サーバを導入した環境に合わせて、自ホスト名および“localhost”が正しいIPアドレスで名前解決されることを確認してください。