名前
odimportns - ネーミングサービス登録情報の移入
形式
odimportns [-g] -i filename [-h Hostlistfile] [-M system]
機能説明
odimportnsコマンドは、以下が管理するオブジェクトリファレンス情報の移入を行います。
ネーミングサービス
ロードバランスオプション
本コマンドを実行すると、odexportnsコマンドにより作成されたファイルを使用して、オブジェクトリファレンスをネーミングサービスに登録します。
指定可能なパラメタを以下に示します。
移出時の環境でロードバランスオプションを使用していた場合に指定します。本オプションを指定すると、ロードバランスオプションが管理するオブジェクトグループも移入の対象となります。
ネーミングサービスの移入を行います。filenameには、odexportnsコマンドで作成されたファイルを指定します。
移入時にオブジェクトリファレンスのホスト名、ポート番号情報を変更します。Hostlistfileには、ホスト名の変更情報を記述したファイルを指定します。(注)
ホスト名の変更情報ファイルに記述する変更前ホスト名には、移出時に登録されていた形式(ホスト名/ホストIPアドレス)で記述してください。変更前ホスト名の形式は、odexportnsコマンドで作成されたfilename_listファイルで確認することができます。
以下にホスト名の変更情報ファイルの記述形式を示します
変更前ホスト名:ポート番号 変更後ホスト名:ポート番号
fromhost1:8002 tohost1:8002 fromhost2:8002 tohost2:8003 fromhost3:8003 tohost3:8002
注)ポート番号には、システム上のアプリケーションを含むすべてのサービスにおいて、それぞれ異なるポート番号を設定する必要があります。以下の値を設定しないでください。
システム内の他のサービス、システム上のアプリケーションが使用するポート番号
システムが動的に割り当てる領域のポート番号(エフェメラルポート)
ポート番号の設定については、「システム設計ガイド」の付録「ポート番号」を参照してください。
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
注意事項
本コマンド実行時は、ネーミングサービスが起動されている必要があります。
-gオプションを指定する場合は、ロードバランスオプションも起動されている必要があります。
すでに同じ名前のバインディング名が登録されている場合は、エラーとなります。
移出時の環境でネーミングコンテキストのリンクを行っていた場合は、本コマンドを実行するとリンクではなく、自ホストにネーミングコンテキストが作成されます。
本製品をインストールした環境によって、本コマンドの利用権限が変わる場合があります。詳細は、“1.3 利用権限について ”を参照してください。