名前
ischangesiteinfo - Interstageサイト情報の変更
形式
ischangesiteinfo siteinfofile
機能説明
ischangesiteinfoコマンドは、サイトの情報を変更します。
以下にischangesiteinfoコマンドの引数を説明します。
サイト情報定義ファイル名を指定することにより、サイト情報の定義を変更することができます。ファイル名に空白文字を使用する場合は、ファイル名を二重引用符で囲んでください。
サイト情報定義ファイルは、以下のサイト情報を変更できます。
管理LAN IPアドレス
業務LAN IPアドレス
業務LAN ホスト名
サイト情報の定義は、セクションに分けて記述してください。
セクション | 設定値 |
---|---|
[ManageIP] | 管理LAN IPアドレス |
[BusinessIP] | 業務LAN IPアドレス |
[BusinessHost] | 業務LAN ホスト名 |
変更を行わない定義は、省略可能です。セクション内に変更する定義がない場合は、セクションごと省略してください。
管理LAN IPアドレス、業務LAN IPアドレスの定義変更は、以下のように記述してください。
(変換前のIPアドレス) > (変換後のIPアドレス) : |
IPv6は未サポートです。
WebサーバのIPアドレス、およびバーチャルホストのIPアドレスを変更する場合は、ここに記述してください。
業務LANホスト名の定義変更は、以下のように記述してください。
(変換前ホスト名) > (変換後ホスト名) : |
64文字以内の文字列を指定してください。
ホスト名には、以下の文字を使用してください。
以下の文字で構成される64文字以内の文字列。
アルファベット大文字("A"~"Z")
アルファベット小文字("a"~"z")
数字("0"~"9")
ハイフン("-")
ピリオド(".")
注)先頭および最後の文字には、ハイフン(-)およびピリオド(.)を設定できません。
64バイト以内の文字列
Webサーバのホスト名、およびバーチャルホストのホスト名を変更する場合は、ここに記述してください。
セクションに記述する"["、"]"は、半角を記述してください。
半角ハッシュマーク(#)以降にコメントを記述してください。
半角スペースおよびタブは、無視します。
例
管理LAN、業務LANのIPアドレス/ホスト名を別々にしている場合
変更前 | 変更後 | |
---|---|---|
管理LAN IPアドレス | 192.168.0.1 | 200.168.0.1 |
192.168.0.2 | 200.168.0.2 | |
業務LAN IPアドレス | 192.168.1.1 | 200.168.1.1 |
192.168.1.2 | 200.168.1.2 | |
業務LAN ホスト名 | host01 | host11 |
host02 | host12 |
[サイト情報定義ファイル]
# 管理LAN IPアドレスを記述します # 業務LAN IPアドレスを記述します # 業務LAN ホスト名を記述します |
業務LAN IPアドレスのみ変更する場合
変更前 | 変更後 | |
---|---|---|
管理LAN IPアドレス | 192.168.0.1 | 192.168.0.1 |
192.168.0.2 | 192.168.0.2 | |
業務LAN IPアドレス | 192.168.1.1 | 200.168.1.1 |
192.168.1.2 | 200.168.1.2 | |
業務LAN ホスト名 | host01 | host11 |
host02 | host12 |
[サイト情報定義ファイル]
# 業務LAN IPアドレスを記述します # 業務LAN ホスト名を記述します |
戻り値
0:正常終了
1:警告終了
2以上:異常終了(エラー発生時に処理を中断して終了します。)
注意事項
本コマンドは、管理者権限で実行してください。
本コマンド実行前に、必ず管理サーバのバックアップを実行してください。
同一セクション内の1つの変更前IPアドレス/ホスト名を2つの変更後IPアドレス/ホスト名に変換することはできません。
同一セクション内の2つの変更前IPアドレス/ホスト名を1つの変更後IPアドレス/ホスト名に変換することはできません。
管理LAN IPアドレスと業務LAN IPアドレスが同一IPアドレスの場合でも、それぞれ変換対象として定義する必要があります。
本コマンドを実行する前に、Interstage JMXサービスを起動してください。
サービス「Interstage Operation Tool」を起動します。
isjmxstartコマンドでInterstage JMXサービスを起動します。
使用例
ischangesiteinfo C:\tmp\siteinfo_table |
ischangesiteinfo /tmp/siteinfo_table |