全クラスタノードの RMS の停止
全クラスタノードの RMS を停止します。
例) 任意の 1 ノードからクラスタを構成するすべてのノードの RMS をコマンドで停止する場合
# /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvshut -a
ファイルシステムのマウント状態の確認
複数のクラスタノードからファイルシステムを誤ってマウントしないようにするため、df コマンドにて共用ディスク上のファイルシステムがマウントされていないことを確認します。この確認は、クラスタを構成するすべてのノードで実施してください。
例) df コマンドを実行した場合
# /bin/df -k
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/sda2 20315844 7474340 11792864 39% /
/dev/sda1 256666 25466 217948 11% /boot
tmpfs 971664 0 971664 0% /dev/shm
マウントされている場合は、クラスタアプリケーションが動作中であるか、ファイルシステムがすでに手動でマウントされている可能性があります。
この場合、クラスタアプリケーションと RMS を停止するか、対象のファイルシステムを umount コマンドでアンマウントしてください。
以降の操作は、クラスタを構成する任意の 1 ノードで行います。
GDS ボリュームの起動 (必要な場合のみ)
保守対象のファイルシステムやファイルが GDS に管理されたボリュームに存在する場合は、クラスタを構成する任意の 1 ノードで GDS のボリュームを起動します。
例) ディスククラス class のボリューム volume0001 を、コマンドで起動する場合
# /usr/sbin/sdxvolume -N -c class -v volume0001
ファイルシステムのマウントと保守
ファイルシステムの復旧 (必要な場合のみ)
ファイルシステムの復旧が必要な場合は、fsck コマンドによりファイルシステムを復旧します。保守対象のファイルシステムが GDS に管理されたボリュームに存在する場合は、手順3 で GDS のボリュームを起動したノードで fsck コマンドを実行します。
参照
fsck コマンドまたは e2fsck コマンドによるファイルシステムの復旧方法については、Linux のオンラインマニュアルページ (man fsck または man e2fsck) を参照してください。
ファイルシステムのマウント (必要な場合のみ)
mount コマンドによりファイルシステムをマウントします。
Fsystem リソースに制御されるファイルシステムのデバイス名は、/etc/fstab.pcl ファイルに記載されています。/etc/fstab.pcl ファイルを参照し、マウントを行います。
例) /etc/fstab.pcl の内容を cat コマンドで確認する場合
# /bin/cat /etc/fstab.pcl
#RMS#/dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001 /mnt/swdsk1 ext3 noauto 0 0
例: Fsystem リソースが制御するマウントポイント /mnt/swdsk1 のファイルシステムをマウントする場合
# /bin/mount -t ext3 /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001 /mnt/swdsk1
ファイルの保守 (必要な場合のみ)
業務アプリケーションが使用するファイルが共用ディスク上にある場合は、この時点で業務アプリケーションが使用するファイルを参照・更新してください。
ファイルシステムのアンマウント
手順4-2 でファイルシステムをマウントした場合は、以下の手順でファイルシステムをアンマウントします。
例) /mnt/swdsk1 にマウントしたファイルシステムをアンマウントする場合
# /bin/umount /mnt/swdsk1
GDS ボリュームの停止
手順3 で起動した GDS ボリュームを停止します。
例) ディスククラス class のボリューム volume0001 をコマンドで停止する場合
# /usr/sbin/sdxvolume -F -c class -v volume0001
全ノードの RMS の起動
全クラスタノードの RMS を起動します。
例) 任意の 1 ノードからクラスタを構成するすべてのノードの RMS をコマンドで起動する場合
# /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvcm -a