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PRIMECLUSTER 活用ガイド<クラスタ構築・運用時の留意点>

1.2 Solaris の場合の注意点

RCCU とクラスタノードは同じネットワークセグメントにしてください

同じネットワークセグメントに属していない場合、非同期監視ができません。

XSCF の SCF-LAN ポートとクラスタノードは同じネットワークセグメントにしてください

同じネットワークセグメントに属していない場合、XSCF を使用したシャットダウン機構が動作しません。
ただし、ネットワークルーティングが設定されている場合は、XSCF の SCF-LAN ポートがクラスタノードと同一セグメントである必要はありません。

シャットダウン機構として XSCF を使用する場合、ユーザ名/パスワードは XSCF の制御ポートにログインできる権限のユーザ名/パスワードにしてください

制御ポートへログインできる権限がない場合、XSCF シャットダウンエージェントは正しく動作しません。

シャットダウン機構として RCCU を使用する場合、ユーザ名/パスワードは RCCU の制御ポートにログインできる権限のユーザ名/パスワードにしてください

制御ポートへログインできる権限がない場合、RCCU シャットダウンエージェントは正しく動作しません。

シャットダウン機構の管理 LAN IP アドレスには、クラスタの運用状態に関わらず通信が可能なアドレスを設定してください

クラスタの運用状態に応じて通信の可/不可が動的に変更される IP アドレスを設定した場合、シャットダウン機構が正しく動作しません。
例えば、GLS の NIC 切替方式(物理 IP アドレス引継ぎ)に設定された IP アドレスをシャットダウン機構の管理 LAN に設定した場合、GLS の起動/停止に応じて通信の可/不可が変更されるため、GLS が停止し通信が不可の場合には、シャットダウン機構が正しく動作しません。

通常運用時のモードスイッチは、SPARC Enterprise Mx000の場合は、Lockedに設定し、PRIMEPOWERの場合はLOCK、または、AUTOに設定してください。

モードスイッチが適切に設定されていない場合、SA_pprcirによる強制停止が失敗します。

パトロール診断を行うハードウェアとして共用ディスク装置を指定する場合、共用ディスク装置の物理ディスク名がすべてのノードで同じになるように設定してください。

共用ディスク装置の物理ディスク名がノードごとに異なる場合、パトロール診断を行うハードウェアとして共用ディスク装置を設定することはできません。