PRIMECLUSTERにてNetVaultを管理するには、NetVaultのインストール時に以下の設定が必要です。
項目 | 概要 | 設定例 |
NetVaultインストール先 | 対象のファイルシステムは、PRIMECLUSTER 管理下の共有領域を指定します | /share |
NetVaultマシン名 | NetVaultサーバからPRIMECLUSTER上のNetVaultクライアントサービス名称を設定します | nvcluster |
以下の手順に従って、運用ノード(node1)にNetVaultのインストールと設定を行ってください。
共用ディスクのファイルシステムのマウントを行います。
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001 /share
注意
上記コマンドは実行例です。ファイルシステムは、"2.4.1 userApplicationの作成"で作成したディスクのクラス名、ボリューム名に応じて変更してください。
NetVaultをインストールします。NetVaultのインストールガイドに従ってインストールを行ってください。
ポイント
NetVaultのインストール先ディレクトリ、NetVaultマシン名は、上記の設定例で行うことを推奨します。
NetVaultの自動起動を解除します。"2.3.1.2 NetVault自動起動削除"を参照してください。
NetVaultのモジュールの削除を行います。
# rm -rf /share/netvault
1.でマウントしたファイルシステムをアンマウントします。
# umount /share
以下の手順に従って、待機ノード(node2)にNetVaultのインストールと設定を行ってください。
待機ノードを新運用ノードに切替えます。
# hvswitch app1 node2RMS
共用ディスクのファイルシステムのマウントを行います。
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001 /share
注意
上記コマンドは実行例です。ファイルシステムは、"2.4.1 userApplicationの作成"で作成したディスクのクラス名、ボリューム名に応じて変更してください。
NetVaultをインストールします。NetVaultのインストールガイドに従ってインストールを行ってください。
ポイント
NetVaultのインストール先ディレクトリ、NetVaultマシン名は、上記の設定例で行うことを推奨します。
NetVaultの自動起動を解除します。"2.3.1.2 NetVault自動起動削除"を参照してください。
2.でマウントしたファイルシステムをアンマウントします。
# umount /share
NetVaultをクラスタ環境で稼動させるために、接続IPアドレスの設定を行います。以下の手順に従って設定してください。
運用ノードで、NetVault Configuratorを起動します。
# $NV_HOME/bin/nvconfigurator
「ネットワーク・マネージャ」タブ-「コネクション」タブを選択し、「フォールバック・アドレス」の設定をします。
項目 | 概要 | 設定例 |
フォールバック・アドレス | フェイルオーバした際に、NetVaultサーバが代行するホストのIPアドレスを指定します | 192.168.0.1 |
参考
複数指定する場合には、コンマ「,」で区切って入力してください。