Symfoware Analytics Serverでは、情報活用の現場で使われるさまざまなデータを分析する機能を提供しています。これらのデータ分析機能を使用することで、現場担当者のデータ分析作業を支援します。
また、各分析ライブラリを呼び出すためのファンクションの作成および実行を行う手続き言語(PL)としてPL/R、PL/Python、およびPL/pgSQLをサポートしています。また、分析ライブラリには以下の種類があります。
拡張ライブラリ
金融・流通・製造分野で実績のあるデータ分析手法をR言語(統計解析ライブラリ)の拡張ライブラリとして提供しています。Symfoware Analytics Serverでは、この拡張ライブラリのパラメーターの推奨値を設定しているため、簡単に利用できます。
基本ライブラリ
R言語(統計解析ライブラリ)が標準機能として提供する基本統計ライブラリおよび拡張機能として提供する応用統計ライブラリ、PL/Python手続き言語として実行できる独自アルゴリズムを基本ライブラリとして提供しています。
分析ファンクションは、Symfoware Analytics Serverに格納されたデータに対して、拡張ライブラリの統計解析手法を利用したデータ分析を行います。また、その分析結果をテーブルおよびビューとして出力します。
テンソル解析を用いた外れ値検知アルゴリズムを組み込んだ独自アルゴリズムを基本ライブラリとして提供しています。
このアルゴリズムは、PL/Python手続き言語として実行できます。
R言語による統計解析機能は、従来はクライアントで行っていた分析処理をファンクション(手続き言語)としてDWHサーバ上に登録して、サーバ上のデータベース内で処理します。これにより、クライアントからサーバへのデータ転送のオーバーヘッドを削減して、サーバのマシン性能を活用した高速なデータ分析が可能になります。
また、PL/Rを利用してR言語を実行でき、さまざまな分析処理を行えます。