同一ネットワーク上のグローバルサーバ/SURE SYSTEM、およびExINCA間の伝送路を多重化して、伝送路障害発生時に正常な経路へ切替えることにより高信頼化を実現する方式です。
HUBとHUBの接続(カスケード接続)に異常が発生していないかを監視する機能。監視範囲は、運用系インタフェースから、運用系インタフェースにつながるHUB、待機系インタフェースにつながるHUBまでです。本機能は、HUB監視機能の監視範囲を含みます。なお、待機パトロール機能使用時は、HUB-HUB間監視機能を使用する必要がありません。
[関連項目] HUB監視機能、待機パトロール機能
運用系インタフェースから運用系インタフェースにつながるHUBまでの監視を行う機能。異常が検出された場合、待機系インタフェースへの切替えを行います。
[関連事項] HUB-HUB間監視機能、伝送路異常監視
すべてのNICおよび構成情報で付加する物理IPアドレスが同一の場合、NICを共有して複数の構成情報を生成する機能。1組の二重化NICに複数のIPを割付ける場合に使用します。また、クラスタ相互待機運用を行う場合にも使用します。
1台のサーバ上で、論理的にOSレベルでパーティションを構築し、複数台のサーバとして運用することができるソフトウェアパーティション機能です。この機能は Solaris 10 OS からサポートされます。詳細は、Solaris 10 OS のマニュアルを参照してください。
伝送路二重化機能が、冗長化したNICを1つの仮想的なNICとして扱うために生成するインタフェース。仮想インタフェース名は、shaX(Xは0,1,2..)で表されます。
[関連事項] 仮想IPアドレス(仮想IP)
GLSが伝送路監視を行うための独自フレームです。高速切替方式では、相手ホストを監視するために使用します。NIC切替方式では、待機パトロール機能として、待機系インタフェースを監視するために使用します。
[関連事項] 待機パトロール機能、HUB監視機能、HUB-HUB間監視機能
クラスタを運用時に、ある仮想インタフェースが束ねている物理インタフェースがすべて異常となった場合か、運用系ノードがパニックやハングが発生した場合に、クラスタ間のフェイルオーバを行う機能。
異常が発生したLANが復旧した場合、オペレータの介入なしで自動的に切戻す機能。詳細は、待機パトロール機能(異常発生時自動切戻し機能)、もしくは待機パトロール機能(即時自動切戻し機能)を参照。
[関連事項] 待機パトロール機能(異常発生時自動切戻し機能)、待機パトロール機能(即時自動切戻し機能)
NIC切替方式において、最初は待機させるインタフェース。プライマリインタフェースに異常が発生すると、待機系インタフェースから運用系インタフェースに切替わります。
[関連事項] プライマリインタフェース
NIC切替方式において、待機系インタフェースの状態を監視する機能。待機系インタフェースを定期的に監視することで、NIC切替えの失敗を事前に察知することができます。待機パトロールは、監視フレームを待機系インタフェースから運用系インタフェースに送信し、その応答を監視することにより行います。監視範囲は、待機系インタフェースから、待機系インタフェースにつながるHUB、運用系につながっているHUB、運用系インタフェースになります。これは、HUB-HUB間監視機能の監視範囲を含んでいます。したがって、待機パトロール機能使用時は、HUB-HUB間監視機能を使用する必要がありません。なお、HUB-HUB間監視の監視範囲は、運用系インタフェースから、運用系インタフェースにつながるHUB、待機系インタフェースにつながるHUBまでとなり、待機系インタフェースは含まれません。
[関連事項] 待機パトロール機能(異常発生時自動切戻し)、待機パトロール機能(即時自動切戻し)
異常が発生したインタフェースが復旧した場合に、自動的に待機系として組み込む場合の待機パトロール機能。本機能を使用することにより、異常が発生したプライマリインタフェースが復旧した場合、自動的に待機系インタフェースとして組み込まれます。これにより、セカンダリインタフェースで異常が発生した場合は、プライマリインタフェースへの切戻しを行うことができます。
[関連事項] 待機パトロール機能、待機パトロール機能(即時自動切戻し)
異常が発生したインタフェースが復旧した場合に、即時に切戻しを行う場合の待機パトロール機能。本機能を使用することにより、異常が発生したプライマリインタフェースが復旧した場合、直ちに運用系インタフェースとして切戻します。このとき、セカンダリインタフェースは、待機系インタフェースとして組み込まれます。
[関連事項] 待機パトロール機能、待機パトロール機能(異常発生時自動切戻し)
複数の仮想インタフェースが同一の監視先を指定することを意味します。なお、同一の監視先を指定した仮想インタフェースは、伝送路異常が発生した場合はすべて同時に切替えが行われます。
[関連事項] NIC切替方式
Solarisコンテナの機能により構築された、他のパーティションから隔離された安全な環境。他のパーティションとはネットワークインタフェースを通してのみデータの送受信が可能。
[関連事項] Solarisコンテナ、グローバルゾーン
クラスタのノード間で引継がれるGLSのインタフェース。引継ぎ仮想インタフェースには、65番以降の論理番号をもつ論理仮想インタフェースが設定されます。
[関連事項] 論理仮想インタフェース
物理IPアドレスをクラスタ間で引継ぐ機能。本機能を使用する場合、hanetconfigコマンドで仮想インタフェースを作成する際に、-eオプションを指定します。クラスタ間で運用系ノードから待機系ノードへの切替えが発生した場合、物理IPアドレスを引継ぐことが可能です。また、クラスタの待機系ノードで物理インタフェースの活性化を行います。
物理IPアドレスをクラスタ間で引継ぐ機能。本機能を使用する場合、hanetconfigコマンドで仮想インタフェースを作成する際に、-eオプションを指定しません。クラスタ間で運用系ノードから待機系ノードへの切替えが発生した場合、物理IPアドレスを引継ぐことが可能です。また、クラスタの待機系ノードで物理インタフェースの活性化は行いません。
運用系インタフェースから運用系インタフェースにつながるHUBまでの監視を行う機能。異常が検出された場合、待機系インタフェースへの切替えを行います。
[関連事項] HUB-HUB間監視機能、伝送路異常監視
論理IPアドレスを冗長化したNIC間で引継ぐ機能。クラスタ運用の場合、運用系ノードから待機系ノードへの切替えが発生した場合、論理IPアドレスを引継ぐことが可能です。なお、この時、物理IPアドレスは引継がれません。
1つの物理インタフェースに対して、別名で生成される論理的なインタフェース。例えば、物理インタフェースhme0に対する論理インタフェースはhme0:X(Xは1,2..)となります。
[関連事項] 論理IPアドレス(論理IP)