以下のネットワーク構成における環境設定例を示します。
[HOST-A zone0の設定]
1) ノングローバルゾーンへのログイン
1-1) 以下のコマンドを実行し、ノングローバルゾーンにログインします。
/usr/sbin/zlogin zone0
2) システムの設定
2-1) /etc/inet/hostsファイルに、使用するIPアドレスおよびホスト名を定義します。
192.168.70.1 zone0 # HOST-A zone0の仮想IP 192.168.70.2 zone1 # HOST-B zone1の仮想IP 192.168.70.100 swhub1 # primary監視先HUBのIP 192.168.70.101 swhub2 # secondary監視先HUBのIP |
2-2) /etc/hostname.fjgi1ファイルに、上記で定義したホスト名を記載します。
/etc/hostname.fjgi1の内容
zone0 |
2-3) /etc/inet/netmasksファイルに、サブネットマスクを定義します。
192.168.70.0 255.255.255.0 |
3) リブート
以下のコマンドを実行して、ノングローバルゾーンをリブートします。本コマンドは、グローバルゾーンから実行してください。リブート後は、fjgi1が活性化されていることを、ifconfigコマンドを実行して確認してください。
/usr/sbin/zlogin zone0 shutdown -y -g0 -i6
4) 仮想インタフェースの作成
/opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanetconfig create -n sha0 -m e -i 192.168.70.1 -t fjgi1,fjgi2
注意
オプションの‘-i’に指定する物理IPアドレスは、必ず、/etc/hostname.fjgi1に設定した物理IPアドレスと一致させてください。
5) HUB監視機能の設定
/opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanetpoll create -n sha0 -p 192.168.70.100,192.168.70.101 -b off
6) 待機パトロール機能の設定
/opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanetconfig create -n sha1 -m p -a 00:00:00:00:00:00 -t sha0
注意
待機パトロール機能は、ノングローバルゾーンがSolaris 10かつGLSのパッチ914233-05以降を適用している場合に設定できます。
ノングローバルゾーンで待機パトロールを設定する場合、待機インタフェースにMACアドレスを割り当てることができません。-aには、00:00:00:00:00:00 を指定してください。
7) 仮想インタフェースの活性化
/opt/FJSVhanet/usr/sbin/strhanet
8) HUB監視の開始
/opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanetpoll on
[HOST-B zone1の設定]
1) ノングローバルゾーンへのログイン
1-1) 以下のコマンドを実行し、ノングローバルゾーンにログインします。
/usr/sbin/zlogin zone1
2) システムの設定
2-1) /etc/inet/hostsファイルに、使用するIPアドレスおよびホスト名を定義します。定義内容はHOST-A zone0と同じです。
2-2) /etc/hostname.fjgi1ファイルに、上記で定義したホスト名を記載します。
/etc/hostname.fjgi1の内容
zone1 |
2-3) /etc/inet/netmasksファイルに、サブネットマスクを定義します。定義内容はHOST-A zone0と同じです。
3) リブート
以下のコマンドを実行して、ノングローバルゾーンをリブートします。本コマンドは、グローバルゾーンから、実行してください。リブート後は、fjgi1が活性化されていることをifconfigコマンドで確認してください。
/usr/sbin/zlogin zone1 shutdown -y -g0 -i6
4) 仮想インタフェースの作成
/opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanetconfig create -n sha0 -m e -i 192.168.70.2 -t fjgi1,fjgi2
注意
オプションの‘-i’に指定する物理IPアドレスは、必ず、/etc/hostname.fjgi1に設定した物理IPアドレスと一致させてください。
5) HUB監視機能の設定
/opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanetpoll create -n sha0 -p 192.168.70.100,192.168.70.101 -b off
6) 待機パトロール機能の設定
/opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanetconfig create -n sha1 -m p -a 00:00:00:00:00:00 -t sha0
注意
待機パトロール機能は、ノングローバルゾーンがSolaris 10かつGLSのパッチ914233-05以降を適用している場合に設定できます。
ノングローバルゾーンで待機パトロールを設定する場合、待機インタフェースにMACアドレスを割り当てることができません。-aには、00:00:00:00:00:00 を指定してください。
7) 仮想インタフェースの活性化
/opt/FJSVhanet/usr/sbin/strhanet
8) HUB監視の開始
/opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanetpoll on