構成情報の削除手順を以下に示します。
削除対象となる仮想インタフェースのHUB監視機能を、hanetpoll offコマンドの’-n’オプションで仮想インタフェース名を個別に指定して停止します。
詳細は“7.7 hanetpollコマンド”を参照してください。
該当のNIC切替方式の仮想インタフェースをstphanetコマンドで非活性化します。
なお、クラスタシステムにて運用されていた定義を削除する場合には、待機パトロールの仮想インタフェースをstpptlコマンドで非活性化します。(待機パトロール機能使用時のみ)詳細は“7.3 stphanetコマンド”または“7.11 stpptlコマンド”を参照してください。
該当の監視先情報を削除します。詳細は“7.7 hanetpollコマンド”を参照してください。
該当の仮想インタフェースの構成情報を削除します。詳細は“7.1 hanetconfigコマンド”を参照してください。
IPv4アドレスを使用していた場合、該当の/etc/hostname.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/hostsファイルに定義したホスト名を削除します。
IPv6アドレスを使用していた場合、該当の/etc/hostname6.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/ipnodesファイルに定義したホスト名を削除します。
Solarisコンテナのゾーンを使用した構成の場合
NIC切替方式で二重化した物理インタフェースをゾーンで使用している場合、以下の手順により、構成情報の削除を行います。
ゾーンの停止を行います。
削除対象となる仮想インタフェースのHUB監視機能を、hanetpoll offコマンドの’-n’オプションで仮想インタフェース名を個別に指定して停止します。
該当のNIC切替方式の仮想インタフェースをstphanetコマンドで非活性化します。
なお、論理IPアドレス引継ぎ機能が設定されている場合には、待機パトロールの仮想インタフェースをstpptlコマンドで非活性化します。(待機パトロール機能使用時のみ)
すべてのゾーンでNIC切替方式によるネットワーク高信頼化を止める場合は、待機インタフェースの非活性方法をhanetparamコマンドの-dオプションで“unplumb”に戻します。なお、他のゾーンでNIC切替方式によるネットワーク高信頼化を継続する場合には、待機インタフェースの非活性方法を“unplumb”に戻さないでください。
該当の監視先情報を削除します。
該当の仮想インタフェースの構成情報を削除します。
IPv4アドレスを使用していた場合、該当の/etc/hostname.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/hostsファイルに定義したホスト名を削除します。
IPv6アドレスを使用していた場合、該当の/etc/hostname6.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/ipnodesファイルに定義したホスト名を削除します。
ゾーンのネットワーク設定を変更するか、またはゾーンの削除を行います。変更方法、または削除方法については“3.2.4 Solarisコンテナのゾーン設定”を参照してください。