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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

12.3.2 【CUI操作】オフラインリストア機能

オフラインリストア機能のコマンド操作手順を説明します。

ポイント

  1. rootユーザーでログインします

    対象ノードのサーバに、rootユーザーでログインします。
    rootユーザー以外でログインしている場合は、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更してください。

  2. オフラインリストアコマンドを実行します

    以下のようにオフラインリストアコマンドを実行してください。
    オフラインリストアが実行されます。

    # installdir/bin/rmforestoreof confname

    installdir : 本製品のインストールディレクトリ
    confname : 環境設定名

    ポイント

    ターゲットデータベースに破損が見られない場合、オフラインリストアが実行されません。
    ターゲットデータベースが正常な状態でオフラインリストアを実行する場合は、以下のように強制実行モードでオフラインリストアコマンドを実行してください。

    # installdir/bin/rmforestoreof confname -F

    installdir : 本製品のインストールディレクトリ
    confname : 環境設定名

    参照

    オフラインリストアコマンドの詳細については、「第16章 コマンド」を参照してください。

  3. 実行結果を確認します

    コマンド処理が完了すると、処理終了メッセージが表示されます。
    コマンド終了ステータス、および、処理終了メッセージで、コマンドの処理結果を確認してください。

    エラーの場合は、実行ログを確認して、エラーの原因調査、および、対応を行ってください。

    ポイント

    • シングル構成、および、HA構成の場合は、この時点で、インスタンス起動を含むデータベースの復旧が完了しています。

    • RAC構成の場合は、この時点では、データベースの復旧、および、実行ノードのデータファイルが配置されているASMディスク・グループのマウント(バックアップ方法がOPC・QuickOPCの場合)やターゲットデータベースのインスタンス起動は完了していますが、実行ノード以外でのASMディスク・グループのマウントやインスタンス起動は完了していません。

  4. 実行ノード以外の操作を行うかを確認します

    RAC構成の場合、実行ノード以外で、以下の処理を行うかの確認メッセージが表示されます。

    • ターゲットデータベースのデータファイルのASMディスク・グループのマウント
      (バックアップ方法がOPC・QuickOPCの場合)

    • ターゲットデータベースのインスタンス起動

    実行ノード以外の処理を行う場合は、「y」を入力してEnterキーを押してください。オフラインリストア終了後に、利用者が手動で行う場合は、「n」を入力してEnterキーを押してください。

    実行ノード以外の処理を行う場合

    他ノードを起動しますか?(y/n):y

    実行ノード以外の処理を行わない場合

    他ノードを起動しますか?(y/n):n
  5. 実行ノード以外の処理を実行します

    ASMディスク・グループのマウント、および、インスタンス起動が実行されます。

    他ノードを起動しますか?(y/n):y
    ボリュームをマウントしています・・・
    各ノードを起動しています・・・
    ASMディスク・グループを起動しています・・・
    インスタンスを起動しています・・・
    ボリュームをアンマウントしています・・・
    RMFO-94000 データベースインスタンス起動に成功しました。
  6. 処理結果を確認します

    実行ノード以外の処理が完了すると、処理終了メッセージが表示されます。

    エラーの場合は、実行ログを確認して、エラーの原因調査、および、対応を行ってください。

    注意

    • 処理終了メッセージが「正常終了(警告あり)」の場合、ASMディスク・グループのマウント、および、インスタンス起動が正常に実行できていないノードがある可能性があります。この場合は、実行ログで、処理を行いたいノードでASMディスク・グループのマウント、および、インスタンス起動が正常に実行できているかを確認してください。正常に実行できていない場合は、必要に応じて、異常事象を取り除いた後で、利用者にて手動でASMディスク・グループのマウントやインスタンス起動を行ってください。

      ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 ENTERPRISE EDITION Build No.1.08202013
      オフラインリストア START 2012/07/14 16:21:57:
      (省略)
      :
      CONSOLE: 他ノードを起動しますか?(y/n):y
      :
      (省略)
      :
      ---- ホスト名:(実行ノード) host1
      ----  
      ----     ASMディスク・グループ名 
      ----         SYS 成功
      ----         AUX 成功
      :
      (省略)
      :
      ----  
      ----     インスタンス名 
      ----         rac1 成功
      ----  
      ---- ホスト名: host2
      ----  
      ----     ASMディスク・グループ名 
      ---- SYS 失敗
      ---- AUX 失敗
      : (省略) : ---- ---- インスタンス名
      ---- rac2 未起動
      ---- : (省略) : --------------------------------------------------------------
      ****************************************************************
      FJSVRMFO WARNING INFOMATION 2012/07/14 16:27:09
      ****************************************************************
      RMFO-94200 データベースインスタンス起動に失敗しました。(警告あり)(高)
      --------------------------------------------------------------
      RMFO-93029 警告:ノードのASMディスク・グループ操作に失敗しました。

    参照

    注意

    • データベースバックアップ方法にACMを指定している場合、リストア処理の物理コピーが完了していることを確認し、オフラインバックアップを実行してください。

    • リストア処理が異常終了した場合、オフラインバックアップが有効であれば、異常原因を解決した後で、オフラインリストアを再実行してください。