ターゲットデータベースに対して、以下を確認・操作してください。
データベースの停止方法(シングル構成・HA構成)
オフライン手動リストア時のみ実施してください。
ターゲットデータベースを停止してください。
シングル構成、または、HA構成時でのターゲットデータベースの停止方法は、以下の例のとおりです。
Oracleユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、Oracleユーザーでログインします。
他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Oracleユーザーに変更してください。
SQL*Plusを使用して、データベースの状態を確認して、データベースを停止します
例
データベース状態の確認
$ sqlplus /nolog SQL> connect / as sysdba SQL> select status from v$instance; STATUS ------------------------------------ OPEN
データベースの停止
SQL> shutdown immediate
※「immediate」オプションでデータベースを停止できない場合は、「abort」オプションで停止してください。
データベースの停止方法(RAC構成)
RAC構成の場合、ターゲットデータベースを停止してください。
ターゲットデータベースの停止方法は、以下の例のとおりです。
Gridユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、Gridユーザーでログインします。
他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Gridユーザーに変更してください。
CRSCTLを使用して、インスタンス起動状態を確認します
CRSCTLコマンドでデータベースリソースのTARGET、STATEの状態を確認してください。
TARGET、STATEがONLINEになっている場合は、次の手順へ進んでください。
TARGET、STATEの両方がOFFLINEになっている場合は、以降の手順を行う必要はありません。
例
データベースインスタンス起動状態の確認
$ crsctl status resource
: (省略) : NAME=ora.rac.db TYPE=ora.database.type TARGET=ONLINE , ONLINE STATE=ONLINE on host1, ONLINE on host2
rac : RAC環境を構成するデータベース名の例
host1、host2 : RAC環境を構成するノード名の例
注意
データベースリソースのTARGET、STATEのうち、一部のみがONLINEになっている場合、以降の手順(SRVCTLコマンド)ではOFFLINEにできないことがあります。その場合は、手動でOFFLINEに変更してください。
Oracleユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、Oracleユーザーでログインします。
他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Oracleユーザーに変更してください。
SRVCTLを使用して、データベースを停止します
例
データベースの停止
$ srvctl stop database -d rac -o immediate
rac : RAC環境を構成するデータベース名の例
※「immediate」オプションでデータベースを停止できない場合は、「abort」オプションで停止してください。
Gridユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、Gridユーザーでログインします。
他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Gridユーザーに変更してください。
CRSCTLを使用して、インスタンス起動状態を確認します
CRSCTLコマンドでデータベースリソースのTARGET、STATEの両方がOFFLINEであることを確認してください。
例
データベースインスタンス起動状態の確認
$ crsctl status resource
: (省略) : NAME=ora.rac.db TYPE=ora.database.type TARGET=OFFLINE, OFFLINE STATE=OFFLINE, OFFLINE
rac : RAC環境を構成するデータベース名の例
注意
データベースリソースのTARGET、STATEの両方がOFFLINEでない場合、手動でOFFLINEに変更してください。TARGET、STATEがOFFLINE以外の状態でリストアを実行した場合、異常終了しますので注意してください。