ACMを使用する場合、ACM環境に対して、以下を確認・操作してください。
物理コピー完了状態の確認方法
同一のターゲットデータベースに対するオンライン復旧(同一世代・別世代ともに)やオフライン復旧の物理コピーが存在しないことを確認してください。
物理コピー完了状態の確認方法の例は、以下のとおりです。
rootユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、rootユーザーでログインします。
rootユーザー以外でログインしている場合は、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更してください。
ACMのコマンドを使用して、逆方向(複製先から複製元)の物理コピーの完了状態を確認します
Direction列、Status列、Execute列から、物理コピーの状態を確認してください。
例
物理コピー完了状態を確認
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpstat -E Server Original-Volume Replica-Volume Direction Status Execute host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2056s0@host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2068s0@host2 ---- ---- ---- host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2056s1@host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2068s1@host2 ---- ---- ---- host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2056s3@host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2068s3@host2 ---- ---- ---- : (省略) :
参照
ACMの操作方法については、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照してください。
QuickOPCトラッキングのキャンセル方法
ETERNUSの機種やファームウェア版数がマルチコピー状態でのリストア時にトラッキングをキャンセルする必要がある環境下では、オフライン復旧前に、QuickOPCを使用して同一のターゲットデータベースに対するオンラインバックアップを行った場合、事前にそのバックアップのQuickOPCトラッキングをキャンセルしてください。
QuickOPCトラッキングのキャンセル方法の例は、以下のとおりです。
rootユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、rootユーザーでログインします。
rootユーザー以外でログインしている場合は、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更してください。
ACMのコマンドを使用して、QuickOPCトラッキングの有無状態を確認します
Trk列から、トラッキングの状態を確認してください。
例
QuickOPCトラッキング状態の確認
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpstat -L Server Original-Volume Replica-Volume Direction Status Execute Trk Update Rcv Split Xfer Snap-Gen host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2056s0@host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2068s0@host1 ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2056s1@host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2068s1@host1 ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2056s3@host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2068s3@host1 ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- : (省略) :
対象のQuickOPCトラッキングがあれば、キャンセルします
例
QuickOPCトラッキングのキャンセル
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpcancel -T <複製元ボリューム名> <複製先ボリューム名>
ECセッションのキャンセル方法
オフライン復旧前に、同一のターゲットデータベースに対してACM(EC)を使用したオンラインバックアップを行った場合、オンラインバックアップしたすべての世代のEC同期セッションを手動でキャンセルしてください。
ECセッションのキャンセル方法の例は、以下のとおりです。
rootユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、rootユーザーでログインします。
rootユーザー以外でログインしている場合は、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更してください。
ACMのコマンドを使用して、ECセッションの有無状態を確認します
Direction列、Status列、Execute列から、ECセッションの状態を確認してください。
例
ECセッション状態の確認
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpstat Server Original-Volume Replica-Volume Direction Status Execute host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2056s0@host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2068s0@host2 ---- ---- ---- host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2056s1@host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2068s1@host2 ---- ---- ---- host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2056s3@host1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2068s3@host2 ---- ---- ----
対象のECセッションがあれば、キャンセルします
例
ECセッションのキャンセル
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpcancel <複製元ボリューム名> <複製先ボリューム名>
参照
ACMの操作方法については、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照してください。