ターゲットデータベースに対して、以下を操作してください。
データベースインスタンスの起動方法(警告エラー時)
RAC構成時に、オンライン復旧系の処理が警告エラーで終了した場合、実行ノード以外のノードでターゲットデータベースが未起動のインスタンスが存在しますので、運用で必要なノード(縮退ノード以外)でインスタンスを起動状態に変更してください。
データベースインスタンスの起動方法は、以下の例のとおりです。
オンライン復旧系機能でのターゲットデータベースのインスタンス起動結果を確認します
オンライン復旧系の機能を実行した際に出力される実行ログを確認します。
ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 ENTERPRISE EDITION Build No.1.08202013 オンラインリストア START 2012/07/13 15:49:40: (省略) : CONSOLE: 他ノードを起動しますか?(y/n):y : (省略) : ---- ホスト名:(実行ノード) host1 ---- ---- ASMディスク・グループ名 ---- SYS 成功 ---- AUX 成功 : (省略) : ---- ---- インスタンス名
---- rac1 成功
---- ---- ホスト名: host2 ---- ---- ASMディスク・グループ名 ---- SYS 失敗 ---- AUX 失敗 : (省略) : ---- ---- インスタンス名
---- rac2 未起動
---- : (省略) : -------------------------------------------------------------- **************************************************************** FJSVRMFO WARNING INFOMATION 2012/07/13 15:55:55 **************************************************************** RMFO-94200 データベースインスタンス起動に失敗しました。(警告あり)(高) -------------------------------------------------------------- RMFO-93029 警告:ノードのASMディスク・グループ操作に失敗しました。
Oracleユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、Oracleユーザーでログインします。
他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Oracleユーザーに変更してください。
SRVCTLを使用して、データベースのインスタンスを起動します
例
データベースインスタンスの起動(インスタンス名を変更して、必要なインスタンス分実施してください)
$ srvctl start instance -d rac -i rac2
rac : RAC環境を構成するデータベース名の例
rac2 : RAC環境を構成するインスタンス名の例
Gridユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、Gridユーザーでログインします。
他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Gridユーザーに変更してください。
CRSCTLを使用して、インスタンス起動状態を確認します
CRSCTLコマンドでデータベースリソースの状態がONLINEであることを確認してください。
例
データベースインスタンス起動状態の確認
$ crsctl status resource
: (省略) : NAME=ora.rac.db TYPE=ora.database.type TARGET=ONLINE , ONLINE STATE=ONLINE on host1, ONLINE on host2
rac : RAC環境を構成するデータベース名の例
host1、host2 : RAC環境を構成するノード名の例
データベースインスタンスの起動方法(キャンセル時)
RAC構成時に、処理中に実行ノード以外の操作を行わないように処理を中断した場合、実行ノード以外のノードでターゲットデータベースが未起動のインスタンスが存在しますので、運用で必要なノード(縮退ノード以外)でインスタンスを起動状態に変更してください。
データベースインスタンスの起動方法は、以下の例のとおりです。
Gridユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、Gridユーザーでログインします。
他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Gridユーザーに変更してください。
CRSCTLを使用して、インスタンス起動状態を確認します
CRSCTLコマンドでデータベースリソースのTARGET、STATEの状態を確認してください。
TARGET、STATEがOFFLINEになっている場合は、次の手順へ進んでください。
TARGET、STATEの両方がONLINEになっている場合は、以降の手順を行う必要はありません。
例
データベースインスタンス起動状態の確認
$ crsctl status resource -t
-------------------------------------------------------------------------------- NAME TARGET STATE SERVER STATE_DETAILS -------------------------------------------------------------------------------- : (省略) : ora.rac.db 1 ONLINE ONLINE host1 Open 2 OFFLINE OFFLINE Instance Shutdown
rac : RAC環境を構成するデータベース名の例
host1 : RAC環境を構成するノード名の例
Oracleユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、Oracleユーザーでログインします。
他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Oracleユーザーに変更してください。
SRVCTLを使用して、データベースのインスタンスを起動します
例
データベースインスタンスの起動(インスタンス名を変更して、必要なインスタンス分実施してください)
$ srvctl start instance -d rac -i rac2
rac : RAC環境を構成するデータベース名の例
rac2 : RAC環境を構成するインスタンス名の例
Gridユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、Gridユーザーでログインします。
他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Gridユーザーに変更してください。
CRSCTLを使用して、インスタンス起動状態を確認します
CRSCTLコマンドでデータベースリソースのTARGET、STATEの両方がONLINEであることを確認してください。
例
データベースインスタンス起動状態の確認
$ crsctl status resource -t
-------------------------------------------------------------------------------- NAME TARGET STATE SERVER STATE_DETAILS -------------------------------------------------------------------------------- : (省略) : ora.rac.db 1 ONLINE ONLINE host1 Open 2 ONLINE ONLINE host2 Open
rac : RAC環境を構成するデータベース名の例
host1、host2 : RAC環境を構成するノード名の例