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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

11.2.5 【前作業】ASM環境の確認・操作方法

ASM環境に対して、以下を確認・操作してください。


ASMインスタンス起動状態の確認方法

ASM環境の場合、実行ノードでASMインスタンスが起動状態であることを確認してください。
ASMインスタンス起動状態の確認方法の例は、以下のとおりです。


  1. Gridユーザーでログインします

    対象ノードのサーバに、Gridユーザーでログインします。
    他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Gridユーザーに変更してください。

  2. SQL*Plusを使用して、ASMインスタンス起動状態を確認します

    ASMインスタンス起動状態の確認

    $ sqlplus /nolog
    SQL> connect / as sysasm
    SQL> select instance_name, status from v$instance;
    INSTANCE_NAME STATUS -------------------------------- ------------------------ +ASM1 STARTED

    +ASM1 : ASMインスタンス名の例


ASMディスク・グループマウント状態の確認方法

ASM環境でバックアップ方法がACMの場合、データファイル格納領域以外のASMディスク・グループが、縮退ノード以外のすべてのノードでマウントされていることを確認してください。
ASM環境でバックアップ方法がRMANの場合、バックアップ対象資源が配置されているすべてのASMディスク・グループが、縮退ノード以外のすべてのノードでマウントされていることを確認してください。
ASMディスク・グループのマウント状態の確認方法の例は、以下のとおりです。


  1. Gridユーザーでログインします

    対象ノードのサーバに、Gridユーザーでログインします。
    他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Gridユーザーに変更してください。

  2. SQL*Plusを使用して、ASMディスク・グループのマウント状態を確認します

    ASMディスク・グループのマウント状態の確認

    $ sqlplus /nolog
    SQL> connect / as sysasm
    SQL> select group_number, name, state from v$asm_diskgroup;
    GROUP_NUMBER NAME STATE ------------ -------------------- -------------------- 1 DG_CRS MOUNTED 2 DG_ARCH1 MOUNTED 3 DG_ARCH2 MOUNTED 4 DG_CTL1 MOUNTED 5 DG_CTL2 MOUNTED 6 DG_DBF1 MOUNTED 7 DG_DBF2 MOUNTED : (省略) :

ASMディスク・グループ内のディレクトリの確認方法

ASM環境でバックアップ方法がACMの場合、データファイル格納領域以外のASMディスク・グループ内にバックアップ時に存在していたディレクトリが存在することを確認してください。
ASM環境でバックアップ方法がRMANの場合、バックアップ対象資源が配置されているすべてのASMディスク・グループ内にバックアップ時に存在していたディレクトリが存在することを確認してください。
ASMディスク・グループ内のディレクトリの確認方法の例は、以下のとおりです。


  1. Gridユーザーでログインします

    対象ノードのサーバに、Gridユーザーでログインします。
    他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Gridユーザーに変更してください。

  2. ASMCMDを使用して、ASMディスク・グループ内のディレクトリ状態を確認します

    ASMディスク・グループ内のディレクトリ状態の確認

    $ asmcmd
    ASMCMD> ls +DG/CTL1 ASMCMD> ls +DG/CTL2 ASMCMD> ls +DG/DATA1 ASMCMD> ls +DG/DATA2 : (省略) :

ASMディスク・グループのディスマウント方法

ASM環境でバックアップ方法がACMの場合、データファイル格納領域のASMディスク・グループを、すべてのノードでディスマウント状態に変更してください。
ASMディスク・グループのディスマウント状態への変更方法は、以下の例のとおりです。


  1. Gridユーザーでログインします

    対象ノードのサーバに、Gridユーザーでログインします。
    他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Gridユーザーに変更してください。

  2. SRVCTLを使用して、データファイル格納領域のASMディスク・グループ分、ディスマウント状態に変更します

    ASMディスク・グループをディスマウント状態へ変更
    対象のASMディスク・グループ分、繰り返してください)

    $ srvctl stop diskgroup -g DG_DBF1 -n node1,node2

    DG_DBF1:ASMディスク・グループ名の例
    node1、node2:RAC環境を構成するノード名の例

    ASMディスク・グループがディスマウント状態かの確認

    $ sqlplus /nolog
    SQL> connect / as sysasm
    SQL> select group_number, name, state from v$asm_diskgroup;
    GROUP_NUMBER NAME STATE ------------ -------------------- -------------------- 1 DG_CRS MOUNTED 2 DG_ARCH1 MOUNTED 3 DG_ARCH2 MOUNTED 4 DG_CTL1 MOUNTED 5 DG_CTL2 MOUNTED 6 DG_DBF1 DISMOUNTED 7 DG_DBF2 DISMOUNTED : (省略) :

参照

ASMの操作方法については、「Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド」を参照してください。