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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

10.2.6 【前作業】ターゲットデータベースの確認・操作方法

ターゲットデータベースに対して、以下を確認・操作してください。


データベースインスタンス起動状態の確認方法(シングル構成HA構成

オフラインバックアップ時のみ実施してください。
ターゲットデータベースのインスタンス起動状態がOPEN状態であることを確認してください。

シングル構成、または、HA構成時の、ターゲットデータベースのインスタンス起動状態の確認方法の例は、以下のとおりです。


  1. Oracleユーザーでログインします

    対象ノードのサーバに、Oracleユーザーでログインします。
    他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Oracleユーザーに変更してください。

  2. SQL*Plusを使用して、インスタンス起動状態を確認します

    データベースインスタンス起動状態の確認

    $ sqlplus /nolog
    SQL> connect / as sysdba
    SQL> select status from v$instance;
    
    STATUS
    ------------------------------------
    OPEN

データベースインスタンス起動状態の確認方法(RAC構成

オフラインバックアップ時のみ実施してください。
ターゲットデータベースのインスタンス起動状態がOPEN状態であることを確認してください。
RAC構成時の、ターゲットデータベースのインスタンス起動状態の確認方法の例は、以下のとおりです。


  1. Gridユーザーでログインします

    対象ノードのサーバに、Gridユーザーでログインします。
    他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Gridユーザーに変更してください。

  2. CRSCTLを使用して、インスタンス起動状態を確認します

    CRSCTLコマンドでデータベースリソースの状態がONLINEであることを確認してください。

    データベースインスタンス起動状態の確認

    $ crsctl status resource
    : (省略) : NAME=ora.rac.db TYPE=ora.database.type TARGET=ONLINE , ONLINE STATE=ONLINE on host1, ONLINE on host2

    rac : RAC環境を構成するデータベース名の例
    host1、host2 : RAC環境を構成するノード名の例


データベースの停止方法(シングル構成HA構成

オフライン手動バックアップ時のみ実施してください。
ターゲットデータベースを停止してください。

シングル構成、または、HA構成時でのターゲットデータベースの停止方法は、以下の例のとおりです。


  1. Oracleユーザーでログインします

    対象ノードのサーバに、Oracleユーザーでログインします。
    他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Oracleユーザーに変更してください。

  2. SQL*Plusを使用して、データベースの状態を確認して、データベースを停止します

    データベース状態の確認

    $ sqlplus /nolog
    SQL> connect / as sysdba
    SQL> select status from v$instance;
    STATUS
    ------------------------------------
    OPEN

    データベースの停止

    SQL> shutdown immediate

データベースの停止方法(RAC構成)

オフライン手動バックアップ時のみ実施してください。
ターゲットデータベースを停止してください。
RAC構成時でのターゲットデータベースの停止方法は、以下の例のとおりです。


  1. Gridユーザーでログインします

    対象ノードのサーバに、Gridユーザーでログインします。
    他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Gridユーザーに変更してください。

  2. CRSCTLを使用して、インスタンス起動状態を確認します

    CRSCTLコマンドでデータベースリソースの状態がONLINEであることを確認してください。

    データベースインスタンス起動状態の確認

    $ crsctl status resource
    : (省略) : NAME=ora.rac.db TYPE=ora.database.type TARGET=ONLINE , ONLINE STATE=ONLINE on host1, ONLINE on host2

    rac : RAC環境を構成するデータベース名の例
    host1、host2 : RAC環境を構成するノード名の例

  3. Oracleユーザーでログインします

    対象ノードのサーバに、Oracleユーザーでログインします。
    他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Oracleユーザーに変更してください。

  4. SRVCTLを使用して、データベースを停止します

    データベースの停止

    $ srvctl stop database -d rac -o immediate

    rac : RAC環境を構成するデータベース名の例

  5. Gridユーザーでログインします

    対象ノードのサーバに、Gridユーザーでログインします。
    他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Gridユーザーに変更してください。

  6. CRSCTLを使用して、インスタンス起動状態を確認します

    CRSCTLコマンドでデータベースリソースの状態がOFFLINEであることを確認してください。

    データベースインスタンス起動状態の確認

    $ crsctl status resource
    : (省略) : NAME=ora.rac.db TYPE=ora.database.type TARGET=OFFLINE, OFFLINE STATE=OFFLINE, OFFLINE

    rac : RAC環境を構成するデータベース名の例