PCLを使用する場合、PCL環境に対して、以下を確認・操作してください。
ユーザアプリケーションの監視抑止方法
PCL使用時に、ターゲットデータベースの停止やファイルシステムのアンマウントなどによるユーザアプリケーションのフェイルオーバーを防ぐため、Oracleリソースを含むユーザアプリケーションに対して監視の抑止を行ってください。
注意
HA構成の場合は、プライマリノードで実行してください。
RAC構成の場合は、すべてのクラスタ構成ノードで実行してください。
ユーザアプリケーションの監視抑止方法の例は、以下のとおりです。
rootユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、rootユーザーでログインします。
rootユーザー以外でログインしている場合は、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更してください。
PCLのコマンドを使用して、保守モードへ移行します
例
保守モードへ移行
# /opt/SMAW/bin/hvutil -m on oraapp
oraapp : Oracleアプリケーション名(ユーザアプリケーション名)
Wizard for Oracleのコマンドを使用して、Oracleリソース監視を中断します
例
Oracleリソース監視の中断
# /opt/FJSVclora/sbin/hvoradisable -a oraapp
oraapp : Oracleアプリケーション名(ユーザアプリケーション名)
参照
PCLの操作方法については、「PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書」および「PRIMECLUSTER 活用ガイド <コマンドリファレンス編>」を参照してください。
Wizard for Oracleの操作方法については、「PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書」を参照してください。
保守モードへの移行、および、Oracleリソース監視の中断の実施順番などについては、「PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書」を参照してください。