本製品で使用するリカバリ・カタログ・データベースの概要は、以下のとおりです。
使用用途
リカバリ・カタログ・データベースは、オンライン系の運用で使用します。オフライン系の運用では使用しません。
作成・削除・更新方法
オンライン運用環境設定時に、「リカバリ・カタログ・データベースの作成」機能を使用して作成します。
オンライン運用環境削除時などに、「リカバリ・カタログ・データベースの削除」機能を使用して削除します。有効なバックアップが存在すると削除できません。
リカバリ・カタログ・データベースのリポジトリ・データを初期化したい場合に、「リカバリ・カタログ・データベースの更新」機能を使用して更新(初期化)します。
配置場所
リカバリ・カタログ・データベースは、RMfO管理領域に作成します。
参照
RMfO管理領域を配置するディスクについては、「4.2 ディスク設計」を参照してください。
管理対象のターゲットデータベース
本製品では、1つのリカバリ・カタログ・データベースでは1つのターゲットデータベースのみ管理します。
1つのリカバリ・カタログ・データベースで複数ターゲットデータベースを管理することはできません。
バックアップ
本製品では、リカバリ・カタログ・データベースのバックアップは取得しません。リカバリ・カタログ・データベースが起動していないことを確認し、適時バックアップを取得してください。
スペック
本製品では、デフォルトの指定の場合、以下のスペックでリカバリ・カタログ・データベースを作成します。
初期化パラメータ
パラメータ | 値 |
---|---|
db_name | ※オンライン運用環境設定(リカバリ・カタログ・データベース名)の設定値 |
db_domain | world |
instance_name | ※オンライン運用環境設定(リカバリ・カタログ・データベース名)の設定値 |
service_names | <オンライン運用環境設定(リカバリ・カタログ・データベース名)>.world |
control_files | <オンライン運用環境設定(RMfO管理領域のマウントポイント・ディレクトリ)>/catalog/db/control01.ctl |
open_cursors | 100 |
db_block_size | 8192 |
sga_target | 640 MB |
processes | 150 |
undo_tablespace | UNDOTBS |
diagnostic_dest | <オンライン運用環境設定(RMfO管理領域のマウントポイント・ディレクトリ)>/catalog/log |
os_authent_prefix | "" |
remote_login_passwordfile | exclusive |
compatible |
|
表領域のサイズ
表領域 | サイズ | 備考 |
---|---|---|
SYSTEM | 300 MB | |
SYSAUX | 1,000 MB | |
UNDO | 500 MB | |
TEMP | 300 MB | ※オンライン運用環境設定(一時表領域サイズ)で変更可能 |
RCVCAT | 3,000 MB | |
USERS | 1 MB | |
TOOLS | 100 MB |
参照
リカバリ・カタログ・データベース関連で、オンライン運用環境設定で指定できる項目については、「4.5.2 チューニング」を参照してください。