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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

2.1.1 必須条件

ハードウェアの必須条件について説明します。


サーバ

本製品は、Oracle Databaseをインストールしたサーバにインストールして運用します。
サーバは、以下のいずれかのシリーズが必要です。

注意

  • 導入条件となっているハードウェア、および、ソフトウェアが動作可能な機種である必要があります。


メモリ

本製品のプログラムを動作させるためには、以下のメモリ容量が必要です。

メモリ容量

備考

300 MB 以上

本製品のプログラムが使用するメモリ容量

また、本製品のプログラム動作用メモリ以外に、以下のメモリ容量が必要です。

メモリ容量

備考

X MB × m 1 GB × n

Oracle Databaseの動作に必要なメモリ容量

X:1つのターゲットデータベースの動作に必要なメモリ容量
m:オンラインバックアップ運用、および、オフラインバックアップ運用を行うデータベース数
1GB:1つのリカバリ・カタログ・データベースの動作に必要なメモリ容量
n:オンラインバックアップ運用を行うデータベース数

注意

  • 本製品は、Oracleデータベースが稼動している環境で動作するため、Oracleデータベースの動作要件を満たしている必要があります。

  • リカバリ・カタログ・データベースの初期化パラメータ値をデフォルト値から増やす場合は、増加分のメモリ容量が、オンラインバックアップ運用の数分追加で必要になります。メモリは、十分な容量を用意してください。

  • 本製品の機能実行時に、メモリに空き領域がある場合、Oracleにより、RMANを使用したバックアップなどでファイルキャッシュが使用されることがあります。そのため、一時的にメモリ使用量が増加する場合がありますが、機能の実行には影響ありません。

参考

  • Oracleデータベースの動作要件については、「Oracle Database インストレーション・ガイド」を参照してください。


ディスク

本製品を導入するためには、以下のディスク容量が必要です。

注意

  • 本製品を導入後、各運用を行うためには、以下のディスク容量の他に、管理・作業領域やバックアップ領域などが必要です。
    必要な領域については、「4.2 ディスク設計」を参照してください。


インストール領域

本製品を新規にインストールするためには、各ファイルシステムに、以下のディスク容量が必要です。
必要に応じて、該当するファイルシステムのサイズを拡張してください。

ディレクトリ

ディスク所要量

/$DIR1

100 MB + (1MB × n

$DIR1 : 本製品をインストールするディレクトリ
n : 本製品の運用数

ポイント

  • 本製品をインストールするディレクトリは、インストール時に変更することができます。

    • デフォルトは、”/opt”です。

    • 変更後のディレクトリに指定可能な文字は、半角英数字と「_」です。


実行ログ出力領域

本製品の実行ログの出力領域として、以下のディスク容量が必要です。
必要に応じて、該当するファイルシステムのサイズを拡張してください。

ディレクトリ

ディスク所要量

/$DIR2

3 GB × n

$DIR2 : 本製品の実行ログを出力するディレクトリ
n : 本製品の運用数

ポイント

  • 本製品の実行ログを出力するディレクトリは、インストール時に変更することができます。

    • デフォルトは、”/インストールディレクトリ/log”です。

    • 変更後のディレクトリに指定可能な文字は、半角英数字と「_」です。


スワップ領域

本製品を標準的な運用で動作させるには、以下のスワップ容量が必要です。
必要に応じて、スワップ領域を拡張してください。

運用内容

スワップ容量

本製品を標準的な運用で動作させる場合

300 MB


CD-ROMデバイス

本製品のインストール時に、以下のCD-ROMデバイスが必要です。