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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

12.2.3 【前作業】WSFC/OFS環境の操作・確認方法

データベースリソースの停止

WSFC/OFSを使用したHA構成の場合、ターゲットデータベースのデータベースリソースをオフラインにしてください。
Oracle Fail Safe Manager画面またはfscmdコマンドなどで、データベースリソースをオフライン(停止状態)に変更します。
ただし、データベース破損などによりオフラインにできない場合は、「オンライン保留」や「オンライン待ち」(状態遷移中)でないことを確認してください(「失敗」や「異常」などでも、リソースが停止状態であれば、機能を実行できます)。

参照

Oracle Fail Safe Managerやfscmdコマンドについては、「Oracle Fail Safe概要および管理ガイド」を参照してください。

データベースサービスの起動

WSFC/OFSを使用したHA構成で、オフラインリストア機能を通常モードで実行する場合、ターゲットデータベースのWindowsサービスが停止している場合は、起動してください。
OSのサービス画面またはnetコマンドなどで、ターゲットデータベースのWindowsサービスを起動します。

参照

ターゲットデータベースのWindowsサービスについては、「Oracle Databaseプラットフォーム・ガイド」を参照してください。

物理ディスクに対するリソース監視の停止

WSFC/OFSを使用したHA構成の場合、ACMコピー元/先ボリュームとなるクラスタディスクに対して、以下の操作・確認を行ってください。


  1. ディスクリソースの状態を確認します

    cluster <クラスタ名> res <ディスクリソース名> /maint

    表示された状態が「オンライン (保守)」であれば、すでに監視が停止されているため、以降の操作は必要ありません。


  2. ディスクリソースの監視を停止に設定します

    cluster <クラスタ名> res <ディスクリソース名> /maint:on


  3. ディスクリソースの状態を確認します

    cluster <クラスタ名> res <ディスクリソース名> /maint

    表示された状態が「オンライン (保守)」であれば、正しく監視が停止されています。