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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

8.2.9 SWSTGNODE設定ファイルの設定

本製品で使用するSWSTGNODE設定ファイルについて説明します。

オフライン運用環境設定作業を実施する前に設定ファイルを作成し、設定をする必要があります。


SWSTGNODE設定ファイル

SWSTGNODE設定ファイルは、ACM関連の環境変数を設定するファイルです。バックアップ方法にACM機能を使用する場合に作成します。
SWSTGNODE設定ファイルは、本製品の運用環境設定単位で作成します。設定された環境変数は、運用環境設定単位で有効になります。


SWSTGNODE設定ファイルの設定

SWSTGNODE設定ファイルは、以下のような場合に作成します。

  • ACMをクラスタに登録している(SWSTGNODE環境変数を使用している)場合

  • ACMのインストール先が「C:\Win32app\AdvancedCopyManager」以外の場合

参照

SWSTGNODE環境変数については、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド」を参照してください。

SWSTGNODE設定ファイルの作成方法について説明します。

ポイント

  • クラスタ構成の場合、本製品をインストールしたすべてのクラスタノードで作成する必要があります。

  • ビルトインAdministratorアカウント以外の場合、すべての操作を管理者権限で実施してください。

  1. フォルダーを作成します

    以下のフォルダーを作成します。

    installdir\conf\user\confname

    installdir : 本製品のインストールフォルダー
    confname : 環境設定名

  2. SWSTGNODE設定ファイルを作成します

    作成したフォルダー配下に、以下のファイル名でSWSTGNODE設定ファイルを作成します。

    installdir\conf\user\confname\rmfo_swstgnode.bat

    installdir : 本製品のインストールフォルダー
    confname : 環境設定名

    ポイント

    以下に、SWSTGNODE設定ファイルのサンプルがあります。サンプルをコピーしてファイルを作成することもできます。

    installdir\sample\conf\rmfo_swstgnode.bat

    installdir : 本製品のインストールフォルダー

  3. SWSTGNODEを設定します

    ACMをクラスタに登録している場合、作成したSWSTGNODE設定ファイルに、テキストエディタなどを使用して、以下のようにSWSTGNODEの定義を記述します。SWSTGNODEには、「2. SWSTGNODE設定ファイルを作成します」でフォルダーを作成したときに使用した環境設定名の運用環境で使用するACM論理ノード名を定義してください。

    set SWSTGNODE=nodename

    nodename : ACM論理ノード名

  4. RMFO_ACM_PATHを設定します

    ACMのインストール先が「C:\Win32app\AdvancedCopyManager」以外の場合、作成したSWSTGNODE設定ファイルに、テキストエディタなどを使用して、以下のようにRMFO_ACM_PATHの定義を記述します。RMFO_ACM_PATHには、ACMのインストール先フォルダーのパスを設定してください。

    set RMFO_ACM_PATH=D:\acminstall

    D:\acminstall : ACMインストール先

    ポイント

    SWSTGNODE設定ファイルのサンプルをコピーして使用する場合は、以下のSWSTGNODEの設定行を、コメントアウトするか削除してください。

    setenv SWSTGNODE

注意

運用環境設定を削除した後は、SWSTGNODE設定ファイルと環境設定名のフォルダーを手動で削除してください。