ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書

3.3.2 バックアップ方法

バックアップ方法は、オンライン運用環境設定で指定してください。
バックアップ方法は、以下の2通りの方法があります。

• バックアップ方法が「RMAN」の場合

  すべてのバックアップ対象資源に対して、RMAN機能を使用してバックアップを取得します。

• バックアップ方法が「ACM」の場合

  データファイルに対して、ACMレプリケーション機能（OPC/QuickOPC）を使用してパーティション単位で高速バックアップを取得します。

  データファイル以外のバックアップ対象資源に対して、RMAN機能を使用してバックアップを取得します。

• バックアップ方法が「CCM」の場合

  データファイルに対して、ACMのCCM機能（QuickOPC）を使用して、ボリューム単位で高速バックアップを取得します。

運用方式ごとの、バックアップ方法の指定と各バックアップ対象資源のバックアップ手段の関係は、以下のとおりです。

オンライン全体バックアップ運用

バックアップ 対象資源	バックアップ方法
	RMAN	ACM	CCM
データファイル	RMAN機能	ACMレプリケーション機能	ACM CCM機能
制御ファイル	RMAN機能	RMAN機能	RMAN機能
アーカイブログ	RMAN機能	RMAN機能	RMAN機能
SPFILE	RMAN機能	RMAN機能	RMAN機能

オンラインアーカイブログバックアップ運用

バックアップ 対象資源	バックアップ方法
	RMAN	ACM	CCM
アーカイブログ	RMAN機能	RMAN機能	RMAN機能

注意

• RMAN機能については、以下の制約があります。

  • 増分バックアップ機能は使用できません。

  • バックアップ暗号化機能は使用できません。

参照

• ACMレプリケーション機能およびACM CCM機能の詳細については、「4.6 ACM設計」を参照してください。