SNMPに関するポート番号を変更する場合の手順について説明します。
◆Solaris 11の場合の操作手順
いずれかのクラスタノードで以下のコマンドを実行し、RMSの運用を停止します。
# /opt/SMAW/bin/hvshut -a
各クラスタノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構を停止します。
# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
各クラスタノードでOSのSNMPトラップ受信デーモン(snmptrapd)のポート番号を変更します。
ポート番号を変更する場合
各クラスタノードで /etc/net-snmp/snmp/snmptrapd.conf を作成し、以下のように変更後のポート番号を設定してください。
snmpTrapdAddr udp:<変更後のポート番号>
ポート番号をデフォルトの162に戻す場合
各クラスタノードで /etc/net-snmp/snmp/snmptrapd.conf の以下の設定を削除してください。
snmpTrapdAddr udp:<変更後のポート番号>
各クラスタノードのXSCF でSNMPエージェントのポート番号を変更します。
Systemwalkerトラップ転送プログラムを使用している場合、本手順は不要です。
ポート番号を変更する場合
各ノードのXSCF で以下のコマンドを実行し、 変更後のポート番号を設定します。
XSCF> setsnmp remtraphost -t v2 [管理LANのIPアドレス] XSCF> setsnmp remtraphost -t v2 [非同期監視サブLANのIPアドレス] XSCF> setsnmp addtraphost -t v2 -s FJSVcldev -p <変更後のポート番号> [管理LANのIPアドレス] XSCF> setsnmp addtraphost -t v2 -s FJSVcldev -p <変更後のポート番号> [非同期監視サブLANのIPアドレス]
ポート番号をデフォルトの162に戻す場合
XSCF> setsnmp remtraphost -t v2 [管理LANのIPアドレス] XSCF> setsnmp remtraphost -t v2 [非同期監視サブLANのIPアドレス] XSCF> setsnmp addtraphost -t v2 -s FJSVcldev [管理LANのIPアドレス] XSCF> setsnmp addtraphost -t v2 -s FJSVcldev [非同期監視サブLANのIPアドレス]
各クラスタノードで以下のコマンドを実行し、システムを再起動します。
# /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0
◆Solaris 10の場合の操作手順
いずれかのクラスタノードで以下のコマンドを実行し、RMSの運用を停止します。
# /opt/SMAW/bin/hvshut -a
各クラスタノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構を停止します。
# /opt/SMAW/bin/sdtool -e
各クラスタノードでOSのSNMPトラップ受信デーモン(snmptrapd)のポート番号を変更します。
ポート番号を変更する場合
各クラスタノードで /etc/rc2.d 配下にOSのSNMPトラップ受信デーモン(snmptrapd)を起動するスクリプトを作成し、以下のように変更後のポート番号で起動するように設定します。
/usr/sfw/sbin/snmptrapd udp:<変更後のポート番号>
例) /etc/rc2.d/S99snmptrapd を作成し、ポート番号を12345に変更したOSのSNMPトラップ受信デーモン(snmptrapd)を起動する場合
#!/sbin/sh /usr/sfw/sbin/snmptrapd udp:12345
ポート番号をデフォルトの162に戻す場合
各クラスタノードで /etc/rc2.d 配下に登録した起動スクリプトを削除してください。
各クラスタノードのXSCF でSNMPエージェントのポート番号を変更します。
Systemwalkerトラップ転送プログラムを使用している場合、本手順は不要です。
ポート番号を変更する場合
各ノードのXSCF で以下のコマンドを実行し、 変更後のポート番号を設定します。
XSCF> setsnmp remtraphost -t v2 [管理LANのIPアドレス] XSCF> setsnmp remtraphost -t v2 [非同期監視サブLANのIPアドレス] XSCF> setsnmp addtraphost -t v2 -s FJSVcldev -p <変更後のポート番号> [管理LANのIPアドレス] XSCF> setsnmp addtraphost -t v2 -s FJSVcldev -p <変更後のポート番号> [非同期監視サブLANのIPアドレス]
b. ポート番号をデフォルトの162に戻す場合
XSCF> setsnmp remtraphost -t v2 [管理LANのIPアドレス] XSCF> setsnmp remtraphost -t v2 [非同期監視サブLANのIPアドレス] XSCF> setsnmp addtraphost -t v2 -s FJSVcldev [管理LANのIPアドレス] XSCF> setsnmp addtraphost -t v2 -s FJSVcldev [非同期監視サブLANのIPアドレス]
各クラスタノードで以下のコマンドを実行し、システムを再起動します。
# /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0