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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.3

G.6 推奨構成

Oracle VM Server for SPARC環境におけるPRIMECLUSTERシステムの設計例です。設計の際には参考にしてください。

■システム構成

図G.1 システム構成例

■使用ハードウェア

■使用ソフトウェア

■共用ディスクアレイ装置設定

装置名

LU 数

RAIDグループ数

RAIDレベル

サイズ

ETERNUS4000 モデル300(FC)

4

1

5

248.2GB

増設ファイルユニット(FC)x2

18.2GB

注意

ディスクアレイ装置をUNIXで使用するためには、事前にformat(1M)を使用したディスクのフォーマットを行う必要があります。
クラスタシステム構築作業の一環としてディスクアレイ装置のフォーマットを行う場合は、フォーマットに必要な時間を考慮に入れた作業時間の見積もりを行ってください。

■仮想ネットワーク設定例

ノード

制御ドメイン名

物理NIC名

仮想スイッチ名

ゲストドメイン名

仮想NIC名

primecl01

primary

e1000g0

primary-vsw0

ldoms0

vnet0

e1000g1

primary-vsw1

ldoms0

vnet1

primecl02

primary

e1000g0

primary-vsw0

ldoms0

vnet0

e1000g1

primary-vsw1

ldoms0

vnet1

制御ドメインでは物理NIC e1000g0、e1000g1を用いて仮想スイッチprimary-vsw0、primary-vsw1を作成し、ゲストドメインで使用する仮想NICとしてvnet0、vnet1を追加します。各々のドメインではGLSにより仮想NICを冗長化します。GLSで冗長化する仮想NICには制御ドメインではvsw0、vsw1を、ゲストドメインではvnet0、vnet1を指定します。

注意

仮想ネットワークの設定は制御ドメインにおいて、ldm(1M)コマンドを使用して行います。
仮想ネットワークで使用するネットワークアダプタはGLDv3に準拠している必要があります。