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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.3

G.3.2 クラスタアプリケーションの構築

Oracle VM Server for SPARC環境における制御ドメインクラスタでは、以下のリソースのクラスタアプリケーションが構築可能です。
ゲストドメインひとつに対し、ひとつのクラスタアプリケーションを作成してください。各クラスタアプリケーションは、Cmdlineリソースをひとつ、GLSリソースおよびGDSリソースをそれぞれひとつ以上で構成してください。
クラスタアプリケーションとCmdlineリソースの詳細は“第6章 クラスタアプリケーションの構築”を参照してください。

制御ドメインクラスタでのクラスタアプリケーションの構築手順は以下の通りです。

  1. ゲストドメイン状態を監視するCmdlineリソースの作成

  2. クラスタアプリケーションの設定

G.3.2.1 ゲストドメイン状態を監視するCmdlineリソースの作成

ゲストドメインを、userApplicationの状態遷移に連動して起動/停止するために、Onlineスクリプト、OfflineスクリプトおよびCheckスクリプトを作成してください。
Onlineスクリプトには、ゲストドメインを起動するコマンドを設定します。Offlineスクリプトには、ゲストドメインを停止するコマンドを設定します。Checkスクリプトには、ゲストドメインがOSを起動できる状態であることを確認するコマンドを設定します。

■サンプルスクリプト

以下にOnline(Start)スクリプト、Offline(Stop)スクリプト、Checkスクリプトのサンプルスクリプトを示します。

各スクリプトの引数には対象のゲストドメインのゲストドメイン名を指定してください。また、本スクリプトをCmdlineリソースに設定する場合、対象のゲストドメイン名を各ノードで同一にする必要があります。

作成したスクリプトは、Cmdlineリソースに設定して、そのリソースをuserApplicationに設定します。詳細については、“6.7.1.1 Cmdlineリソースの作成”を参照してください。

G.3.2.2 クラスタアプリケーションの設定

Cmdlineリソース、Gdsリソース、Glsリソースのクラスタアプリケーションの設定をしてください。
Gdsリソース、Glsリソースのリソースの設定の詳細については、“6.7.1 リソースの設定”のGdsリソースの作成、Glsリソースの作成を参照してください。クラスタアプリケーションの設定の詳細については“6.7 クラスタアプリケーションの設定”を参照してください。