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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.3

C.1 トラブル調査情報の採取方法

PRIMECLUSTERシステムに障害が発生した場合は、調査に必要な以下の情報を、クラスタを構成する全てのノード、およびクラスタ管理サーバから収集します。それからカスタマサポート担当者に連絡してください。

  1. PRIMECLUSTER の調査情報

    • fjsnap を使用して、エラー調査に必要な情報を収集します。

    • システムの調査情報を収集します。

      ハードエラー、OSのエラー発生時、パニック発生時またはノードにログインできない時に必須となる以下の資料を収集します。

      • システムダンプ

      • SCF(※)ダンプ

        ※SCF:System Control Facility (以降 SCF と略します)

    • クライアントのJava コンソールを収集します。

      “PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書”の“付録B.2.2 Java コンソール”を参照してください。

    • クライアントの画面のハードコピーを収集します。

      “PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書”の“付録B.2.3 画面のハードコピー”を参照してください。

  2. アプリケーションに障害が発生している場合は、アプリケーションの調査用資料

  3. 障害が再現可能な場合には、障害再現手順マニュアル

参考

  • 問題を報告する際は、エラー調査に必要な情報を収集します。問題の確認および障害再現の実行のために情報を提供しないと、問題を再現および診断するのに時間がかかるか、それが不可能となる場合があります。また、トラブルシューティングが不可能になる場合もあります。

  • 調査用資料はPRIMECLUSTER システムの全てのノードから速やかに収集します。とくにfjsnap が収集する情報は、障害の発生後に時間が長く経過すると、必要な情報が失われてしまうことがあります。

  • ノードが強制終了している場合はOBP モードでsync を実行し、システムダンプを収集します。