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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.3

26.1 機能概要

Systemwalker Operation Managerでは、以下の機能を実現できます。

日常のシステム運用・管理作業自動化

Systemwalker Operation Managerを導入することによって、以下のように日常のシステム運用・管理作業を自動化することができます。

電源投入/切断の自動制御

サーバの電源を自動的に投入/切断することができます。サーバの電源投入/切断は、あらかじめ登録したタイムスケジュールに従って行われます。クライアントの起動を契機にサーバの電源を自動的に投入することもできます。

なお、UNIX版の場合、この機能はサーバがSolarisの場合のみ使用可能です。

●サービス/アプリケーションの自動起動

サーバの起動時に、サービスやアプリケーションが登録した順序で自動的に起動されます。また、日ごとに起動されるサービスやアプリケーションを変更することができます。

なお、サービスの自動起動は接続先のサーバがWindows版のみ利用できます。

定型バッチ業務の自動実行

定型バッチ業務の起動日時を登録することにより、そのタイムスケジュールに従って定型バッチ業務が自動的に実行されます。定型バッチ業務の異常時に、オペレータの操作なしで自動的に対処することもできます。

ファイルの圧縮・転送をスケジューリング

ファイルの圧縮・転送などを行うコマンドを業務連携コマンドとして提供しています。ジョブスケジューラに登録することにより、これらをスケジューリングして実行することができます。

ビジュアルな画面でジョブ監視/操作

Systemwalker Operation Managerを導入することによって、業務を処理するジョブの状況が、状態別に色分けしてリアルタイムで表示されるので、業務の実行状況を一目で確認できます。単一システムだけではなく、複数システムでの業務を一括して監視することもできます。

さらに、ジョブの状態を監視しながら、ジョブを操作することができます。

システムの運用/状態に応じジョブの実行制御

Systemwalker Operation Managerを導入することによって、以下のようにジョブの実行を制御することができます。

ジョブ実行環境の制御

ジョブの実行順序や同時に実行できるジョブ数など、ジョブの実行環境を調整することにより、効率的にジョブを実行することができます。

ネットワーク接続サーバでのジョブ実行

ネットワークで接続されている任意のサーバでジョブを実行することができます。

ネットワーク接続クライアントの制御

ネットワークで接続されたクライアントに対して、電源投入、またはファイル転送などの制御を行うことができます。