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Systemwalker Software Configuration Manager パラメーターリファレンス
FUJITSU Software

1.23.2 ミドルウェア個別処理(パラメーター設定編)

PRIMECLUSTER HA Serverのパラメーターを設定する場合に必要な条件や手順を説明します。

1.23.2.1 パラメーター設定の動作条件

PRIMECLUSTER HA Serverのパラメーター設定を行うには、クラスタを構成するすべてのノードでPRIMECLUSTERのインストールが完了している必要があります。

インストールに関しては、"PRIMECLUSTER インストールガイド"を参照してください。

1.23.2.2 パラメーター設定の手順

PRIMECLUSTER HA Serverのパラメーターを設定するには以下の手順で行います。

  1. パラメーターパッケージの添付ファイル作成

    1. PRIMECLUSTER 設定簡易化ツールのワークシート(Excel)にパラメーター設定を入力します。(図中(1))

      詳細については、"PRIMECLUSTER 設定簡易化ツール操作手引書"の"第2章ワークシートの操作方法"を参照してください。

    2. ワークシート(Excel)においてCF/SF自動設定のXMLファイルを出力します。(図中(2))

      ファイル名は"PCL_setup.xml"に変更してください。

      詳細については、"PRIMECLUSTER 設定簡易化ツール操作手引書"の"2.2.2 自動設定用XML出力 Cluster XMLファイルの作成"を参照してください。

    3. ワークシート(Excel)においてRMS自動設定のXMLファイルを出力します。(図中(2))

      ファイル名は"PCL.xml"に変更してください。

      詳細については、"PRIMECLUSTER 設定簡易化ツール操作手引書"の"2.2.2 自動設定用XML出力 XMLファイルの作成"を参照してください。

    4. 共用ディスク定義ファイルを作成します。(図中(3))

      共用ディスクの登録を実施しない場合には本手順は不要です。

      作成する共用ディスク定義ファイルのファイル名は"diskfile"としてください。

      詳細については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書"の"5.1.3.2 ハードウェア装置の登録"の"2. 共用ディスクの登録"の"2. 共用ディスク定義ファイルの作成"を参照してください。

  2. 業務サーバの事前準備

    1. クラスタインタコネクトの活性化を行います。

      詳細については、"PRIMECLUSTER導入運用手引書"の"4.2 クラスタインタコネクトの活性化"を参照してください。

    2. 故障リソース特定とオペレータ介入メッセージ表示のための準備を行います。

      詳細については、"PRIMECLUSTER導入運用手引書"の"5.2 故障リソース特定とオペレータ介入"の"■故障リソース特定とオペレータ介入要求メッセージ表示のための準備"を参照してください。

    3. 設定簡易化ツールのCF/SF自動設定時の事前設定を行います。

      詳細については、"PRIMECLUSTER 設定簡易化ツール操作手引書"の"3.1.1 CF/SF自動設定時の事前設定"を参照してください。

      ◆ rshの事前設定

      ・/etc/hostsの編集

      ・rsh-serverパッケージのインストール

      ・~/.rhosts

      ・/etc/hosts.equiv

      ・/etc/securetty

      ・rshサービスの起動

      ◆ BMC、iRMC、MMBの事前設定

    4. Web-Based Admin Viewを停止します。

      全ての管理サーバおよび監視ノードで、以下のコマンドを実行してWeb-Based Admin Viewを停止してください。

      # /etc/init.d/fjsvwvcnf stop

      # /etc/init.d/fjsvwvbs stop

    5. 該当の業務サーバの任意のディレクトリに、PCL自動設定モジュール(pclautoconfig_rhelxx)をコピーします。コピーが終わったら以下のコマンドを実行します。

      詳細については、"PRIMECLUSTER 設定簡易化ツール操作手引書"の"3.1.2 CF/SF自動設定"を参照してください。

      # cd xxxxxx ← PCL自動設定モジュールの配置ディレクトリへ移動

      # cp pclautoconfig_xx_yy /usr/bin/pclautoconfig

      # chmod +x /usr/bin/pclautoconfig

      pclautoconfig_xx_yy : 実行環境に対応するモジュールを指定してください。モジュールが圧縮されている場合は解凍してください。

      例)RHEL5 x86環境の場合、以下のモジュールを使用します。

      pclautoconfig_rhel5_x86

  3. PRIMECLUSTER HA Server CF/SF for Linuxのパラメーター設定を実行します。(図中(4)(5)(6)(7))

    共用ディスクの登録を実施する場合にはパラメーターパッケージとして、手順1で作成したCF/SF自動設定のXMLファイルと共用ディスク定義ファイルをZIP形式で添付してください。

    共用ディスクの登録を実施しない場合にはパラメーターパッケージとして、手順1で作成したCF/SF自動設定のXMLファイルのみをZIP形式で添付してください。

    ファイルは、ディレクトリの配下ではなく、ZIPファイルのルートに格納してください。

    例)

    PCL_setup.zip

    + PCL_setup.xml

    + diskfile

  4. クラスタを構成するすべてのノードを再起動します。

  5. PRIMECLUSTER GDSのパラメーター設定(図中(8)(9))

    PRIMECLUSTER GDSを使用する場合、PRIMECLUSTER GDSのパラメーター設定を実行します。

    詳細については、PRIMECLUSTER GDSの"ミドルウェア個別処理(パラメーター設定編)"を参照してください。

  6. PRIMECLUSTER GLSのパラメーター設定(図中(10)(11))

    PRIMECLUSTER GLSを使用する場合、PRIMECLUSTER GLSのパラメーター設定を実行します。

    詳細については、PRIMECLUSTER GLSの"ミドルウェア個別処理(パラメーター設定編)"を参照してください。

  7. 業務サーバの事前設定

    1. RMSが起動している場合は、RMSを停止します。

      任意の1ノードで以下を実行し、すべてのノードのRMSを停止します。

      # hvshut -a

    2. 設定簡易化ツールのリソース、クラスタアプリケーションの自動設定時の事前設定を行います。

      詳細については、"PRIMECLUSTER 設定簡易化ツール操作手引書"の"3.2.1 リソース、クラスタアプリケーションの自動設定時の事前設定"を参照してください。

      ◆ GDSリソースの事前設定

      ◆ GLSリソースの事前設定

      ◆ Cmdlineリソースの事前設定

      ◆ Fsystemリソースの事前設定

      ◆ Procedureリソースの事前設定

    3. 該当の業務サーバの/tmpディレクトリに、rmsconfコマンドをコピーし、展開します。

      展開が終わったら以下のコマンドを実行します。

      詳細については、"PRIMECLUSTER 設定簡易化ツール操作手引書"の"3.2.2 リソース、クラスタアプリケーションの自動設定"を参照してください。

      # cd /tmp/tools ← rmsconfコマンド展開ディレクトリへ移動

      # /usr/bin/make

  8. PRIMECLUSTER HA Server RMS for Linuxのパラメーター設定を実行します。(図中(12)(13)(14))

    パラメーターパッケージとして、手順1で作成したRMS自動設定のXMLファイルをZIP形式で添付してください。

    ファイルは、ディレクトリの配下ではなく、ZIPファイルのルートに格納してください。

    例)

    PCL.zip

    + PCL.xml

1.23.2.3 パラメーター設定後の手順

設定情報が正しく設定されているか、PRIMECLUSTERのCluster Admin画面で確認してください。