PRIMECLUSTER GDSの設定に必要なパラメーターについて説明します。
各パラメーターに設定可能な値の規約については、「PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書」の「A.1 規約」を参照してください。
【Linux】
No. | パラメーター | 設定 | 収集 | パラメーターの定義 | 説明 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | クラス名の配列 | 〇 | 〇 | キー | GdsClassNames | クラス名を指定します。 例: 配列番号 設定値 1 class0001 2 class0002 |
型 | string array | |||||
デフォルト値 | ||||||
2 | クラスタイプの配列 | 〇 | 〇 | キー | GdsClassTypes | クラスのタイプ(localまたはshared)を指定します。 クラス名との関係は、配列番号を揃えることで対応付けてください。 例: 配列番号 設定値 1 local 2 shared ※「No.1 クラス名の配列」で指定したclass0001にlocalクラス、class0002にsharedクラスを指定する場合の例 |
型 | string array | |||||
デフォルト値 | ||||||
3 | スコープノードの配列 | 〇 | 〇 | キー | GdsClassScopes | クラススコープに属しているノードのノード名をクラス毎に指定します。 ノード名は、半角文字のカンマ「,」で区切ってください。 また、クラス名との関係は、配列番号を揃えることで対応付けてください。 ローカルクラスの場合は、自ノードのノード名のみを指定します。 例: 配列番号 設定値 1 node1 2 node1,node2 ※「No.1 クラス名の配列」で指定したclass0001のスコープノードにnode1、class0002のスコープノードにnode1とnode2を指定する場合の例 |
型 | string array | |||||
デフォルト値 | ||||||
4 | シングルディスクの物理ディスク名の配列 | 〇 | 〇 | キー | GdsSingleDiskNames | 各クラスに登録してシングルディスクとして使用する物理ディスクの物理ディスク名を指定します。 複数のディスクを1つのクラスに登録する場合は、半角文字のカンマ「,」で区切ってください。 また、どのクラスに登録するかは配列番号を揃えることで対応付けてください。 シングルディスクを登録しないクラスに対しても、配列を作成して空値としてください。 シングルディスクを登録するクラスが1つもない場合は、本パラメーターの入力を省略することも可能です。その場合も収集時にはクラス数分の空値の配列が出力されます。 例: 配列番号 設定値 1 sdb,sdc,sdd 2 ※「No.1 クラス名の配列」で指定したclass0001にsdb,sdc,sddを登録し、class0002にはシングルディスクを登録しない場合の例 |
型 | string array | |||||
デフォルト値 | ||||||
5 | シングルディスクのSDXディスク名の配列 | 〇 | 〇 | キー | GdsSingleSdxDiskNames | クラスに登録してシングルディスクとして使用する物理ディスク名に対するSDXディスク名を指定します。 複数のディスクを1つのクラスに登録する場合は、半角文字のカンマ「,」で区切ってください。 また、物理ディスク名とSDXディスク名の対応関係は、配列番号と記述する順番を揃えることで対応付けてください。 シングルディスクを登録しないクラスに対しても、配列を作成して空値としてください。 ただし、シングルディスクを登録するクラスが1つもない場合は、本パラメーターの入力を省略することも可能です。その場合も収集時にはクラス数分の空値の配列が出力されます。 例: 配列番号 設定値 1 d1,d2,d3 2 ※「No.4 シングルディスクの物理ディスク名の配列」で指定したsdbのSDXディスク名をd1、sdcのSDXディスク名をd2、 sddのSDXディスク名をd3に設定する場合の例 |
型 | string array | |||||
デフォルト値 | ||||||
6 | ミラーディスクの物理ディスク名の配列 | 〇 | 〇 | キー | GdsMirrorDiskNames | 各クラスに登録してミラーディスクとして使用する物理ディスクの物理ディスク名を指定します。 複数のディスクを1つのクラスに登録する場合は、半角文字のカンマ「,」で区切ってください。 また、どのクラスに登録するかは配列番号を揃えることで対応付けてください。 ミラーディスクを登録しないクラスに対しても、配列を作成して空値としてください。 ミラーディスクを登録するクラスが1つもない場合は、本パラメーターの入力を省略することも可能です。その場合も収集時にはクラス数分の空値の配列が出力されます。 例: 配列番号 設定値 1 2 sde,sdf,sdh,sdi ※「No.1 クラス名の配列」で指定したclass0002にsde,sdfを登録する場合の例 |
型 | string array | |||||
デフォルト値 | ||||||
7 | ミラーディスクのSDXディスク名の配列 | 〇 | 〇 | キー | GdsMirrorSdxDiskNames | クラスに登録してシングルディスクとして使用する物理ディスク名に対するSDXディスク名を指定します。 複数のディスクを1つのクラスに登録する場合は、半角文字のカンマ「,」で区切ってください。 また、物理ディスク名とSDXディスク名の対応関係は、配列番号と記述する順番を揃えることで対応付けてください。 ミラーディスクを登録しないクラスに対しても、配列を作成して空値としてください。 ミラーディスクを登録するクラスが一つもない場合は、本パラメーターの入力を省略することも可能です。その場合も収集時にはクラス数分の空値の配列が出力されます。 例: 配列番号 設定値 1 2 d4,d5,d6,d7 ※「No.6 ミラーディスクの物理ディスク名の配列」で指定したsdeのSDXディスク名をd4、sdfのSDXディスク名をd5 、sdhのSDXディスク名をd6、sdiのSDXディスク名をd7に設定する場合の例 |
型 | string array | |||||
デフォルト値 | ||||||
8 | ミラーグループ情報の配列 | 〇 | 〇 | キー | GdsMirrorGroupInfo | ミラーグループの情報を指定します。 グループが属するクラス名、グループ名、グループに接続するSDXディスク名(複数可)を半角文字のカンマ「,」で区切って指定してください。 例: 配列番号 設定値 1 class0002,g1,d4,d5 2 class0002,g2,d6,d7 |
型 | string array | |||||
デフォルト値 | ||||||
9 | ボリューム情報の配列 | 〇 | 〇 | キー | GdsVolumeInfo | ボリュームの情報を指定します。 シングルボリュームの場合: ボリュームが属するクラス名、SDXディスク名、ボリューム名、ボリュームサイズ(MB)、物理スライス属性(on/off)、高速等価性回復モード(on/off)を半角文字のカンマ「,」で区切って指定してください。 ミラーボリュームの場合: ボリュームが属するクラス名、グループ名、ボリューム名、ボリュームサイズ(MB)、物理スライス属性(on/off)、高速等価性回復モード(on/off)を半角文字のカンマ「,」で区切って指定してください。 なお、ボリュームサイズ(MB)は16MBの倍数に切り上げられます。 例: 配列番号 設定値 1 lass0001,d1,v1,1024,on,on 2 class0001,d1,v2,2048,on,on 3 class0001,d2,v3,1024,on,on 4 class0002,g1,v4,1024,on,on |
型 | string array | |||||
デフォルト値 | ||||||
10 | ボリューム情報(収集のみ)の配列 | 〇 | キー | GdsVolumeInfo2 | 各ボリュームについて、以下の情報を収集します。 ・アクセスモード ・起動ロックモード | |
型 | string array | |||||
デフォルト値 |
【注意】
パラメーター収集結果におけるGDSのパラメーターの表示順序は、設定時の指定順序と異なる場合があります。
No.3~9について、CSVファイルで事前定義のパラメーターを登録する場合は、パラメーター値を半角文字のダブルクォーテーション「"」で囲んでください。パラメーター収集時には、常にダブルクォーテーション「"」を付けて出力します。
例:"sdb,sdc,sdd" ※空値の場合は、""