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Systemwalker Software Configuration Manager 運用ガイド
FUJITSU Software

2.8.1 Windows OS/富士通ミドルウェアのパッチ管理ポリシーの設定

Windows OS/富士通ミドルウェアのパッチ管理ポリシーはセットアップ時に行われます。ポリシーを変更する場合は「パッチ管理ポリシー定義ファイル」を編集します。

「パッチ管理ポリシー定義ファイル」の詳細については、『リファレンスガイド』を参照してください。

【Windows】

[Systemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\config\patch_management_policy.xml

【Linux】

/etc/opt/FJSVcfmgm/config/patch_management_policy.xml

Windows OSパッチ管理ポリシーの設定

Windows OSのパッチ管理のポリシーを設定します。

パッチ管理ポリシーを設定することによって、適用状況を監視したいパッチの種類(WSUSの更新プログラムの種類を表す更新クラス)、および全サーバに必ず適用させたいパッチの種類を、インフラ管理者が設定できます。

これにより、テナント利用者が、どのパッチが必須でどのパッチが任意(必須でない)かを判断してパッチを適用できます。

項目

説明

WSUSの更新クラスに対する適用レベルの指定

WSUSから取得する更新プログラムに対する適用レベルを指定します。
適用レベルは、Systemwalker Software Configuration Managerによるパッチ管理上の重要度による分類であり、更新クラスごとに「必須」と「推奨」を指定します。

適用レベルは以下の通りです。

  • 必須:インフラ管理者が全サーバに一律で必ず適用する必要があると決定したパッチ

  • 推奨:インフラ管理者が適用を推奨するパッチで、テナント利用者が業務への影響を判断して適用を中止することができるパッチ

更新クラス単位で必須または推奨を設定します。

デフォルトでの適用レベルは以下のとおりです。

【必須】

  • セキュリティ問題の修正プログラム

  • 重要な更新

【推奨】

  • Feature Packs

  • Service Packs

  • ツール

  • ドライバ

  • 更新

  • 修正プログラム集

  • 定義更新プログラム

富士通ミドルウェアのパッチ管理ポリシーの設定

富士通ミドルウェアのパッチ管理のポリシーを設定します。

パッチ管理ポリシーを設定することによって、インフラ管理者が分類したいパッチの種類を設定できます。

これにより、テナント利用者は、パッチの重要度から適用すべきパッチか任意かを判断してパッチを適用することができます。

インフラ管理者は、導入時に以下の項目をプロパティファイルで設定します。運用途中でも変更可能です。

項目

説明

修正ファイルの重要度に対するの適用レベルの指定

修正ファイルに設定されている重要度に対する適用レベルを指定します。

適用レベルは以下の通りです。

  • 必須(必ず適用する必要があるパッチ)

  • 推奨(適用を推奨するパッチ)

修正ファイルの重要度単位で必須または推奨を設定します。

デフォルトでの適用レベルは以下のとおりです。

【必須】

  • セキュリティ

  • 重要

【推奨】

  • 推奨