クローンバックアップから、システム領域やデータ領域のデータを個別に、2次バックアップできます。
2次バックアップは、仮想マシン単位ではなく、仮想マシンを構成するボリューム単位で実施してください。データの復元も、仮想マシン単位でなく、ボリューム単位に実施してください。
注意
クローンバックアップからのリストアの機能では、2次バックアップを使って、仮想マシンをリストアできません。
2次バックアップのデータを利用する場合は、2次バックアップのボリュームを以下のどちらかの仮想マシンに接続して、使用してください。
手動で作成した仮想マシン
既存の仮想マシン
クローンバックアップの2次バックアップは、AdvancedCopy Manager CCMを利用してください。クローンバックアップボリュームはFTVのため、使用可能な機能範囲は、既存のFTVと同じ範囲です。
クローンバックアップボリュームの情報は、Webコンソールで確認できます。
VVOLバックアップ履歴画面の[クローンバックアップ履歴]タブからコピーグループ名の欄をクリックすると、そのクローンバックアップで使用されているコピーグループ名の一覧がダイアログで表示されます。そのダイアログ内のコピーグループ名のリンクをクリックすると、コピーグループ詳細画面に遷移し、クローンバックアップボリュームの情報を確認できます。
参照
AdvancedCopy Manager CCMの詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』を参照してください。
注意
クローンバックアップボリュームをサーバに接続しないでください。エージェント利用方式のアドバンスト・コピー運用は、AdvancedCopy Managerエージェントをインストールしたサーバにクローンバックアップボリュームを接続する必要があるため、使用できません。
ポイント
クローンバックアップボリュームには、バックアップ元のVirtual Volumeとの間にQuickOPCセッションが存在します。このため、クローンバックアップからのコピーはカスケードコピーになります。