ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF Storage Cruiser 16.2 / AdvancedCopy Manager 16.2 運用ガイド VMware vSphere Virtual Volumes編
FUJITSU Storage

2.2.2 ETERNUS SF Managerの設定

ETERNUS SF ManagerおよびETERNUS VASA Providerの各種サービスに異常が発生した場合、VM管理者/VM利用者のvSphere Web Clientを使った運用に影響があります。運用の継続性を向上させるため、Windowsサービスの回復機能の設定を推奨します。

ETERNUS SF ManagerおよびETERNUS VASA Providerの以下のサービスについて回復機能を設定します。

手順は、以下のとおりです。

  1. サービス画面を開きます。

    • Windows Server 2012の場合
      [コントロールパネル]-[システムとセキュリティ]-[管理ツール]-[サービス]をクリックします。

    • 上記以外のWindows環境の場合
      [コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]をクリックします。

  2. サービスのプロパティ画面を開きます。

  3. [回復]タブを選択し、各項目を以下のように設定します。

    項目名

    設定内容

    最初のエラー

    「サービスを再起動する」または「コンピューターを再起動する」

    次のエラー

    「サービスを再起動する」または「コンピューターを再起動する」

    その後のエラー

    「サービスを再起動する」または「コンピューターを再起動する」

    エラーカウントのリセット

    「1日後」

    サービスの再起動

    「1分後」

  4. [エラーで停止したときの操作を有効にする]にチェックします。

  5. [コンピューターの再起動のオプション]をクリックし、再起動の時間を1分後にします。
    ただし、手順3で「コンピューターを再起動する」を設定していない場合、この手順は不要です。

ポイント

  • エラーの際に、サービスを再起動するか、コンピュータを再起動するかは、運用に合わせて変更可能です。
    ただし、ETERNUS SF Manager Apache Serviceは、必ず、コンピュータの再起動を設定してください。

  • エラーカウントのリセット、サービスの再起動、およびコンピュータの再起動までの時間は、運用に合わせて変更可能です。

注意

  • ETERNUS SF Managerの以下のサービスは、Windowsサービスの回復機能を使用できません。

    • ETERNUS SF Manager Postgres Service

    • ETERNUS SF Storage Cruiser Optimization Option

    Webコンソールの操作で異常があった場合は、これらのサービスが動作しているか確認してください。

  • Webコンソールのイベントに以下のメッセージが表示された場合は、ETERNUS SF Managerの各サービスが動作しているか確認してください。

    esccs11002 Applying the policy failed. policy=policy, target=target, detail=detail
  • ETERNUS SF ManagerやETERNUS VASA Providerの各サービスが動作していなかった場合は、以下のどれかの対処を手作業で実施して復旧してください。

    • サービスの再起動

    • OSの再起動

    • 仮想マシン上に運用管理サーバを構築している、かつ、vSphere HAなどでVMホストを冗長化している場合は、使用するVMホストを切り替えてから、OSの再起動