ETERNUS SF ManagerおよびETERNUS VASA Providerの各種サービスに異常が発生した場合、VM管理者/VM利用者のvSphere Web Clientを使った運用に影響があります。運用の継続性を向上させるため、Windowsサービスの回復機能の設定を推奨します。
ETERNUS SF ManagerおよびETERNUS VASA Providerの以下のサービスについて回復機能を設定します。
ETERNUS SF Manager Tomcat Service
ETERNUS SF Manager Apache Service
AdvancedCopy Manager COM Service
ETERNUS Information Provider
手順は、以下のとおりです。
サービス画面を開きます。
Windows Server 2012の場合
[コントロールパネル]-[システムとセキュリティ]-[管理ツール]-[サービス]をクリックします。
上記以外のWindows環境の場合
[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]をクリックします。
サービスのプロパティ画面を開きます。
[回復]タブを選択し、各項目を以下のように設定します。
項目名 | 設定内容 |
---|---|
最初のエラー | 「サービスを再起動する」または「コンピューターを再起動する」 |
次のエラー | 「サービスを再起動する」または「コンピューターを再起動する」 |
その後のエラー | 「サービスを再起動する」または「コンピューターを再起動する」 |
エラーカウントのリセット | 「1日後」 |
サービスの再起動 | 「1分後」 |
[エラーで停止したときの操作を有効にする]にチェックします。
[コンピューターの再起動のオプション]をクリックし、再起動の時間を1分後にします。
ただし、手順3で「コンピューターを再起動する」を設定していない場合、この手順は不要です。
ポイント
エラーの際に、サービスを再起動するか、コンピュータを再起動するかは、運用に合わせて変更可能です。
ただし、ETERNUS SF Manager Apache Serviceは、必ず、コンピュータの再起動を設定してください。
エラーカウントのリセット、サービスの再起動、およびコンピュータの再起動までの時間は、運用に合わせて変更可能です。
注意
ETERNUS SF Managerの以下のサービスは、Windowsサービスの回復機能を使用できません。
ETERNUS SF Manager Postgres Service
ETERNUS SF Storage Cruiser Optimization Option
Webコンソールの操作で異常があった場合は、これらのサービスが動作しているか確認してください。
Webコンソールのイベントに以下のメッセージが表示された場合は、ETERNUS SF Managerの各サービスが動作しているか確認してください。
esccs11002 Applying the policy failed. policy=policy, target=target, detail=detail
ETERNUS SF ManagerやETERNUS VASA Providerの各サービスが動作していなかった場合は、以下のどれかの対処を手作業で実施して復旧してください。
サービスの再起動
OSの再起動
仮想マシン上に運用管理サーバを構築している、かつ、vSphere HAなどでVMホストを冗長化している場合は、使用するVMホストを切り替えてから、OSの再起動