名前
swsrpbackup_symfoware - Symfowareのバックアップ実行
形式
プログラムディレクトリ¥bin¥swsrpbackup_symfoware [-m] [-t] [-T] [-k] -Xgroup groupName [-Xdev deviceName] logGroupName[/rdbName]
機能説明
Symfowareと連携してデータベーススペースのオンラインバックアップを行います。
本コマンドは、Symfowareサーバで実行します。
MSCSまたはWSFC運用の場合、本コマンドは、前後処理でボリュームが属する物理ディスクリソースのメンテナンスモードの自動設定を行います。詳細は「15.1.7.1 MSCSまたはWSFCでクラスタ運用している場合」を参照してください。
オプション
バックアップサーバ運用(サーバ間レプリケーション)の場合、バックアップサーバ(非操作サーバ)との通信処理を行わないことを指定します。本オプションを指定した場合、バックアップボリュームに対するボリューム状態確認処理、前後処理は行われません。
本オプションは、バックアップサーバ運用時だけ有効です。
バックアップボリューム(コピー先ボリューム)への前後処理を実行しないことを指定します。
複写先ボリュームの前後処理をAdvancedCopy Managerでは実施せず、独自の前後処理をAdvancedCopy Managerコマンドの前後に組み込む場合に限り、本オプションを使用してください。
参照ダンプでバックアップを行います。
このオプションを省略した場合は、通常ダンプでバックアップを行います。
参照ダンプでバックアップする場合、Symfowareのrdbrtrコマンドを用いて、バックアップする業務ボリューム内の全DSI(実表に対してその格納構造を表現するもの)に更新抑止を設定(データ書込み不可状態)する必要があります。
差分スナップショット型高速バックアップを行うことを指定します。
本オプションを指定しないスナップショット型高速バックアップの場合、従来のスナップショット処理(従来のOPC)が起動されます。
レプリケーション管理機能のグループ名を指定します。
バックアップするデータベーススペースに対応したデバイス名を指定します。
次のどれかの場合に指定します。
ロググループに含まれるデータベーススペースを個別にバックアップする場合
ロググループ運用を行わないデータベーススペースをバックアップする場合
この場合、Log-Group-Nameに"system"を指定します。
オペランド
ロググループ名を指定します。
ロググループ運用を行わないデータベーススペースの場合は、"system"を指定します。
RDBシステム名を、ロググループ名のあとに"/"を区切り文字として指定します。
RDBシステム名がないときは、省略します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
ロググループ(LOG1/RDB1)をレプリケーション管理機能のグループ(grp1)でバックアップします。
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpbackup_symfoware -Xgroup grp1 LOG1/RDB1 LOG1/RDB1 swsrpbackup_symfoware completed C:\>
ロググループ(LOG1/RDB1)に含まれるデータベーススペース(DB1.DBS1(g1d1p1))をレプリケーション管理機能のグループ(grp1)でバックアップします。
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpbackup_symfoware -Xgroup grp1 -Xdev g1d1p1 LOG1/RDB1 LOG1/RDB1 swsrpbackup_symfoware completed C:\>
注意事項
本コマンド内でswsrpmakeコマンドを実行します。事前にswsrpmakeコマンドの注意事項をご確認ください。
次の場合は、バックアップを実行できません。出力されるメッセージの[システム管理者の処置]に従って対処してください。
Symfowareのデータベーススペースをバックアップする場合に、何らかの異常を検出したとき。
Symfowareの参照ダンプ指定で業務ボリュームをバックアップする場合に、マルチデータベーススペースが使用されているとき。
物理ディスクリソースのメンテナンスモードをONにできなかった場合は、本コマンドを実行できません。