9.1.8 esfast relocation history (再配置履歴情報表示コマンド)

名前

esfast relocation history －再配置履歴情報表示

形式

esfast relocation history -name name -csv

コマンドパス

Windows環境

$INS_DIR\AST\Manager\opt\FJSVssast\sbin\esfast relocation history

($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。)

Solaris環境、Linux環境

/opt/FJSVssast/sbin/esfast relocation history

機能説明

ストレージ自動階層制御の再配置履歴情報を一覧表示します。コマンドの実行には、OSの管理者権限が必要です。

オペランド

history: 再配置履歴情報を一覧表示します。

オプション

-name name: ストレージ自動階層制御の再配置履歴情報を表示するTierプール名を指定します。
半角英数字、"#"(シャープ)、"-"(ハイフン)、および"_"(アンダースコア)から構成される、1～16文字までの文字列を指定してください。
大文字・小文字は、区別しません。
Webコンソールで作成済みのTierプール名を指定してください。

-csv: csv形式で出力します。

終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了

出力情報

以下の情報を出力します。

項目名	説明
VOLNO	FTV番号(10進数)
LATESTUPDATE	直近の再配置終了日時(yyyy/mm/dd hh:mm:ss)
LATESTSTATUS	直近の再配置終了時の再配置結果を表示 NORMAL_FINISHED: 再配置完了 ERROR_FINISHED: 再配置完了(エラーあり) NORMAL_SUSPENDED: 再配置中断 ERROR_SUSPENDED: 再配置中断(エラーあり) UNEXECUTED: 再配置未実施
LATESTLOW	直近の再配置終了時、当該ボリュームに割り当てられていた物理容量のうち、Lowサブプールの物理容量の割合(%)(10進数)
LATESTMIDDLE	直近の再配置終了時、当該ボリュームに割り当てられていた物理容量のうち、Middleサブプールの物理容量の割合(%)(10進数)
LATESTHIGH	直近の再配置終了時、当該ボリュームに割り当てられていた物理容量のうち、Highサブプールの物理容量の割合(%)(10進数)
PREVIOUSUPDATE	直近の再配置の1回前に行われた再配置終了日時(yyyy/mm/dd hh:mm:ss)
PREVIOUSSTATUS	直近の再配置の1回前に行われた再配置終了時の再配置結果を表示 NORMAL_FINISHED: 再配置完了 ERROR_FINISHED: 再配置完了(エラーあり) NORMAL_SUSPENDED: 再配置中断 ERROR_SUSPENDED: 再配置中断(エラーあり) UNEXECUTED: 再配置未実施
PREVIOUSLOW	直近の再配置の1回前に行われた再配置終了時、当該ボリュームに割り当てられていた物理容量のうち、Lowサブプールの物理容量の割合(%)(10進数)
PREVIOUSMIDDLE	直近の再配置の1回前に行われた再配置終了時、当該ボリュームに割り当てられていた物理容量のうち、Middleサブプールの物理容量の割合(%)(10進数)
PREVIOUSHIGH	直近の再配置の1回前に行われた再配置終了時、当該ボリュームに割り当てられていた物理容量のうち、Highサブプールの物理容量の割合(%)(10進数)

使用例

Windows環境

> C:\ETERNUS_SF\AST\Manager\opt\FJSVssast\sbin\esfast relocation history -name TrPool -csv
VOLNO,LATESTUPDATE,LATESTSTATUS,LATESTLOW,LATESTMIDDLE,LATESTHIGH,
PREVIOUSUPDATE,PREVIOUSSTATUS,PREVIOUSLOW,PREVIOUSMIDDLE,PREVIOUSHIGH
1,2014/07/11 08:05:05, NORMAL_FINISHED,42.1,31.6,26.3,2014/07/10 00:08:00,
NORMAL_FINISHED,44.4,22.2,33.3
2,2014/07/06 04:05:10, NORMAL_SUSPENDED,20.8,62.5,16.7,-,-,-,-,-
3,2014/07/10 00:07:12,ERROR_FINISHED,40.0,60.0,0.0,2014/07/08 12:05:10,ERROR_FINISHED,
33.9,57.6,8.5
32,2014/07/10 04:02:25,ERROR_SUSPENDED,45.7,47.1,7.1,2014/07/09 20:02:15,
ERROR_FINISHED,35.3,64.7,0.0

Solaris環境、Linux環境

# /opt/FJSVssast/sbin/esfast relocation history -name TrPool -csv
VOLNO,LATESTUPDATE,LATESTSTATUS,LATESTLOW,LATESTMIDDLE,LATESTHIGH,
PREVIOUSUPDATE,PREVIOUSSTATUS,PREVIOUSLOW,PREVIOUSMIDDLE,PREVIOUSHIGH
1,2014/07/11 08:05:05, NORMAL_FINISHED,42.1,31.6,26.3,2014/07/10 00:08:00,
NORMAL_FINISHED,44.4,22.2,33.3
2,2014/07/06 04:05:10, NORMAL_SUSPENDED,20.8,62.5,16.7,-,-,-,-,-
3,2014/07/10 00:07:12,ERROR_FINISHED,40.0,60.0,0.0,2014/07/08 12:05:10,ERROR_FINISHED,
33.9,57.6,8.5
32,2014/07/10 04:02:25,ERROR_SUSPENDED,45.7,47.1,7.1,2014/07/09 20:02:15,
ERROR_FINISHED,35.3,64.7,0.0

注意事項

「8.5 ETERNUS SF Storage Cruiser Optimization Optionのサービス/デーモンの起動確認」を参照し、サービスまたはデーモンが起動していることを確認してください。
起動していない場合、コマンドが異常終了します。