FTVを作成します。
FTVの作成時に指定できる項目は以下のとおりです。
項目名 | 指定 | 説明 |
---|---|---|
プール名 | 必須 | FTVを作成するプール名です。 |
FTV名 | 任意 | FTVのボリューム名です。 |
総容量 | 必須 | 作成するボリュームの容量です。 |
ボリューム数 | 必須 | 作成するボリュームの数です。 |
Allocation | 必須 | ボリューム作成時のAllocation設定です。以下のどちらかを設定します。
|
注意閾値 | 任意 | 使用容量の比率の閾値です。注意閾値の設定基準は、以下のとおりです。
使用容量の比率が、設定した注意閾値に達した場合、以下の「アラーム状態」が"Caution"になります。
|
優先FTSP | 任意 | 新たにデータを割り当てる場合、Tierプールのどのサブプールに優先的に割り当てるかを指定します。指定したサブプールに割り当てられないときは、別のサブプールに割り当てられます。"Auto"を設定した場合、Online、Nearline、SSDの優先順でデータが割り当てられます。Middle: Online、Low: Onlineのように、各サブプールのディスク種別が同じ場合は、サブプールに含まれるRAIDグループの昇順にデータが均等になるように割り当てられます。 |
Low割当て率 | 任意 | 再配置の際にLowサブプールに割り当てる比率です。(注1、注2) |
Middle割当て率 | 任意 | 再配置の際にMiddleサブプールに割り当てる比率です。(注1、注2) |
High割当て率 | 任意 | 再配置の際にHighサブプールに割り当てる比率です。(注1、注2) |
QoS自動化:有効/無効(注3) | 必須 | 作成するボリュームをQoS自動化機能の調整対象とする設定です。
|
QoS自動化:優先度(注3) | 任意 | 作成するボリュームのQoS自動化優先度です。優先度は業務要件に応じて以下のどれかを選択します。
|
目標レスポンスタイム | 任意 | 目標レスポンスタイム(ミリ秒)。 QoS自動化優先度で"No Set"を選択し、この項目を省略した場合は、QoS自動化優先度または目標レスポンスタイムを設定したほかのボリュームの影響を受けてI/O性能が遅くなるように調整されます。 この項目に値を設定した場合、[QoS自動化:優先度]の項目は無効となります。 |
割当て率調整(注3) | 任意 | 作成するボリュームに対して、QoS自動化機能とストレージ自動階層制御の間の連携を有効とする設定です。以下のどちらかを指定します。
|
注1: FTVを作成するTierプールに階層化ポリシーが設定されていない場合は、本項目を設定できません。
注2: 割当て率は目安であり、指定どおりに割り当てられないことがあります。割当て率を省略した場合は、階層化ポリシーに基づいて再配置されます。
注3: QoS自動化機能を利用する場合に指定できます。
注4: FTVの空き容量 = FTVの総容量 - FTVの使用容量
FTVの作成方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「FTVの作成」を参照してください。
ポイント
Allocationの設定は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「ボリュームのAllocationの設定」を参照してください。
[Allocation]を、"Thin"から"Thick"に変更した場合、FTVの総容量のうち、未割当ての領域に対して物理領域が割り当てられます。
[Allocation]を、"Thick"から"Thin"に変更した場合、FTVの総容量に設定した物理領域が割り当てられたままとなります。