ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF Storage Cruiser 16.2 運用ガイド
FUJITSU Storage

7.2.2 性能管理指示

性能管理を実行する場合、Webコンソールで性能管理の設定と開始を実施してください。

ETERNUS ディスクアレイの場合は、性能情報確保対象となる LogicalVolume(LUN_V) の範囲を入力してください。必要以外の LogicalVolume 確保を実施しないことで、性能データを格納するディスク領域への影響や、性能情報確保負荷の軽減があります。したがって、性能データ確保が必要な必要最小限の LogicalVolume 範囲を入力することを推奨します。

性能管理を開始する際の監視ボリューム範囲の指定によって、以下のように動作します。

参考

内部的には、64個の LogicalVolume 単位に性能情報を確保するため、入力した前後の LogicalVolume の性能情報も確保されます。
例えば、LogicalVolume(LUN_V) を 70 から 80 までの範囲で入力した場合、内部的には 64 から 127 までの LogicalVolume の情報が確保されます。

このとき、性能管理の開始を指示した後に Web コンソールに表示される監視範囲は、開始時に指定した値ではなく、64個単位で変換された値になります。

ポイント

ファイバーチャネルスイッチのVEポートの最大転送レートは、デフォルト1Gbpsで設定されています。
FCIPトランキング機能、またはFCIPデータ圧縮機能を有効にし、VEポートに対して1Gbps以上の転送量が発生する場合、VEポートの転送レートを変更してください。
設定方法は、「A.9 構成情報設定ファイル説明」を参照してください。