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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.2 運用ガイド
FUJITSU Storage

6.5 ストレージ自動階層制御管理

本製品では、オプションライセンス(ETERNUS SF Storage Cruiser Optimizationオプション)を登録することで、ETERNUS ディスクアレイのストレージ自動階層制御機能を利用できます。これらの機能を使うボリュームはFTV(Flexible Tier Volume)ですが、本節で説明する1階層Tierプールの機能を使用することで、オプションライセンスを登録しなくてもFTVを作成/利用できます。
将来的にオプションライセンスを登録して、ストレージ自動階層制御機能を利用する場合は、本節の内容に従ったFTVの運用で作業手番を軽減できます。
オプションライセンスを登録するまでの間は、シン・プロビジョニングの機能を持つボリュームとしてFTVを利用できます。

参照

ストレージ自動階層制御機能の詳細は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド Optimization機能編』を参照してください。

ポイント

本節で説明する1階層運用の操作は、同一の運用管理サーバで行ってください。複数の運用管理サーバで操作した場合、正しく動作しないときがあります。

1階層運用の有効化

1階層運用の状態(ストレージ自動階層制御の状態)を有効にします。有効にする方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「ストレージ自動階層制御の有効化/無効化」を参照してください。

注意

1階層運用の状態(ストレージ自動階層制御の状態)を無効にする場合は、すべてのTierプールを削除する必要があります。

Tierプール(1階層)の設定

1階層Tierプールを作成します。作成したTierプールに対しては、以下の操作が可能です。

  • プールの警告閾値/注意閾値の変更

  • サブプール名の変更

  • サブプールの容量拡張

  • Tierプールの削除

ポイント

1階層構成でTierプールを運用する場合、Optimizationオプションライセンスは不要です。

容量管理

作成した1階層Tierプールの容量および使用容量の変化をグラフで表示します。

FTVの設定

作成した1階層TierプールにFTVを作成します。作成したFTVに対しては、削除/変更/フォーマットが可能です。