以下の手順で、クラスタ環境を削除します。
注意
Administrator権限を持つユーザーで作業を実施してださい。
Windows版MSCS/WSFCでの削除作業を、ドメインのAdministratorsに所属したユーザーで行う場合、Windowsサービスの「Computer Browserサービス」が開始されている必要があります。
Telnetサーバーサービスを利用して本処理を実行すると不具合が発生します。Telnetサーバーサービスは利用しないでください。
ノードを削除します。
AdvancedCopy Managerのコマンドを使用してノードを削除します。
クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェールオーバークラスタマネージャー(WSFCの場合)を利用して、当該AdvancedCopy Managerの属する業務を停止します。ただし、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクはオンラインにします。クラスタグループの停止方法、共有ディスクのオンライン方法は、Windows版MSCS/WSFCのマニュアルを参照してください。
1:1運用待機、相互待機、n:1運用待機の場合、手順5に進みます。
カスケード運用の場合、手順3に進みます。
クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェールオーバークラスタマネージャー(WSFCの場合)を利用して、セカンダリノードBで当該AdvancedCopy Managerの属する業務の所有権を獲得します。所有権の獲得方法の詳細は、Windows版MSCS/WSFCのマニュアルを参照してください。
注意
セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順3、手順4の処理をすべてのセカンダリノードBで実施します。
セカンダリノードBでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。コマンドの実行手順は以下のとおりです。
以下のコマンドを実行します。
運用管理サーバで実行する場合
<プログラムディレクトリ>\ACM\bin\stgclunset_mscs |
管理対象サーバで実行する場合
<プログラムディレクトリ>\bin\stgclunset_mscs |
クラスタアンセットアップコマンドの画面が表示されます。
削除するAdvancedCopy Manager業務の論理ノード名を選択します。ハードウェア障害などで、片側のノードがダウンしているときにアンセットアップする場合は、[強制実行]をチェックします。
各項目を確認したあと、[OK]ボタンをクリックします。
ポート番号・サービス設定/解除コマンドの開始画面が表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
ポート番号・サービス設定/解除コマンドの完了画面が表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
セカンダリノードのクラスタアンセットアップを終了します。
クラスタアンセットアップの完了画面が表示されるので、[OK]ボタンをクリックしてください。
注意
セカンダリノードBの場合、完了メッセージはswstf8143になります。
セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順3、手順4を未実施のノードがある)場合、そのノードで手順3から実施してください。すべてのセカンダリノードBで作業(手順3、手順4)が終了した場合、手順5に進んでください。
クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェールオーバークラスタマネージャー(WSFCの場合)を利用して、セカンダリノードAで当該AdvancedCopy Managerの属する業務の所有権を獲得します。所有権の獲得方法の詳細は、Windows版MSCS/WSFCのマニュアルを参照してください。
セカンダリノードAでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。コマンドの実行手順は以下のとおりです。
以下のコマンドを実行します。
運用管理サーバで実行する場合
<プログラムディレクトリ>\ACM\bin\stgclunset_mscs |
管理対象サーバで実行する場合
<プログラムディレクトリ>\bin\stgclunset_mscs |
クラスタアンセットアップコマンドの画面が表示されます。
削除するAdvancedCopy Manager業務の論理ノード名を選択します。ハードウェア障害などで、片側のノードがダウンしているときにアンセットアップする場合は、[強制実行]をチェックします。
各項目を確認したあと、[OK]ボタンをクリックします。
ポート番号・サービス設定/解除コマンドの開始画面が表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
ポート番号・サービス設定/解除コマンドの完了画面が表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
セカンダリノードのクラスタアンセットアップを終了します。
クラスタアンセットアップの完了画面が表示されるので、[OK]ボタンをクリックしてください。引き続き、プライマリノードのアンセットアップを行います。
クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェールオーバークラスタマネージャー(WSFCの場合)を利用して、プライマリノードで当該AdvancedCopy Managerの属する業務の所有権を獲得します。所有権の獲得方法の詳細は、Windows版MSCS/WSFCのマニュアルを参照してください。
プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。コマンドの実行手順は以下のとおりです。
以下のクラスタアンセットアップコマンドを実行します。
運用管理サーバで実行する場合
<プログラムディレクトリ>\ACM\bin\stgclunset_mscs |
管理対象サーバで実行する場合
<プログラムディレクトリ>\bin\stgclunset_mscs |
クラスタアンセットアップコマンドの画面が表示されます。
セカンダリノードのクラスタアンセットアップ画面で選択した論理ノード名を選択します。ハードウェア障害などで、片側のノードがダウンしているときにアンセットアップする場合は、[強制実行]をチェックします。
各項目を確認したあと、[OK]ボタンをクリックします。
ポート番号・サービス設定/解除コマンドの開始画面が表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
ポート番号・サービス設定/解除コマンドの完了画面が表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
プライマリノードのクラスタアンセットアップを終了します。
クラスタアンセットアップの完了画面が表示されるので、[OK]ボタンをクリックしてください。
AdvancedCopy Managerで使用したリソースを移動/削除します。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクを業務で使用しない場合
クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェールオーバークラスタマネージャー(WSFCの場合)を使用して、リソースをほかのグループに移動してください。
AdvancedCopy Managerのクラスタセットアップ時に[新規にIPアドレスリソースを作成]または[IPアドレスリソース]-[新規]を選択していた場合
以下のリソースを継続して使用しないときは、クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェールオーバークラスタマネージャー(WSFCの場合)を使用して削除してください。
AdvancedCopy IP Address_logicalNodeName
AdvancedCopy Network_logicalNodeName
リソースの移動・削除方法は、Windows版MSCS/WSFCのマニュアルを参照してください。
業務用に設定したAdvancedCopy Managerのポート番号を削除します。
Windowsのメモ帳などを利用して、当該管理対象サーバ業務で設定したポート番号を%SystemRoot%\system32\drivers\etc\servicesから削除します。ポート番号は、プライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。services内のサービス名は以下のとおりです。
stgxfws_logicalNodeName
クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェールオーバークラスタマネージャー(WSFCの場合)を利用して、停止した業務を再開してください。クラスタグループの起動方法は、Windows版MSCS/WSFCのマニュアルを参照してください。