FTVを作成する手順は、以下のとおりです。
グローバルナビゲーションタブの[ストレージ]をクリックします。
登録されているETERNUS ディスクアレイが、メインペインに表示されます。
メインペインで、操作対象のETERNUS ディスクアレイの「名前」部分をクリックします。
カテゴリーペインで、[ストレージ自動階層制御]をクリックします。
カテゴリーペインの項目が、ストレージ自動階層制御に関する項目に切り替わります。
カテゴリーペインで、[FTV]をクリックします。
ストレージ装置に登録されているFTVが、メインペインに表示されます。
アクションペインで、[FTV]の下にある[作成]をクリックします。
情報入力画面が表示されます。
以下を参考にして必要な情報を入力したあと、画面右下の[作成]ボタンをクリックします。
項目 | 説明 |
---|---|
プール名 | FTVを作成するTierプール名を指定します。 |
FTV名 | 作成するFTVのボリューム名称(ストレージ装置内で一意となる名前)を指定します。 ピリオド(.)、クエスチョン(?)、シングルクォーテーション(')、およびダブルクォーテーション(")を除いた、任意の半角英数字記号(1~16文字)を指定できます。大文字・小文字は区別されません。 |
総容量 | 作成するFTVのボリュームの容量を指定します。 |
ボリューム数 | 作成するFTVのボリューム数を指定します。 複数のボリュームを作成すると、ボリュームには、[FTV名]に指定したボリューム名に「_x」(x は0からの連番)を付加した名前が付けられます。 |
Allocation | 作成するFTVのAllocationの設定を選択します。 "Thin"を選択すると、I/O発行時に、利用する物理領域が随時割り当てられます。 本項目は、Allocation機能をサポートするETERNUS ディスクアレイだけ設定できます。 |
注意閾値 | 使用容量の比率の閾値です。注意閾値の設定基準は、以下のとおりです。
使用容量の比率が、設定した注意閾値に達した場合、以下の「アラーム状態」が"Caution"になります。
|
優先FTSP | 新たにデータを割り当てる場合、Tierプールのどのサブプールに優先的に割り当てるかを指定します。 指定したサブプールに割り当てられないときは、別のサブプールに割り当てられます。 指定を省略した場合は、以下の順番でデータを割り当てます。 (1) Onlineディスクで構成されるサブプール 1階層TierプールのFTVを作成する場合は、2階層または3階層のTierプールに変更したときの動作を指定できます。1階層Tierプールで運用し続ける場合は、指定不要です。 |
Low割当て率 | 再配置の際にLowサブプールに割り当てる、ボリューム容量の比率(%)を、0~100の整数値で指定します。(注) [Low割当て率]、[Middle割当て率]、および[High割当て率]を指定する場合は、合計が100%になるように指定する必要があります。 指定を省略した場合は、階層化ポリシーに基づいて再配置されます。 |
Middle割当て率 | 再配置の際にMiddleサブプールに割り当てる、ボリューム容量の比率(%)を、0~100の整数値で指定します。(注) [Low割当て率]、[Middle割当て率]、および[High割当て率]を指定する場合は、合計が100%になるように指定する必要があります。 指定を省略した場合は、階層化ポリシーに基づいて再配置されます。 |
High割当て率 | 再配置の際にHighサブプールに割り当てる、ボリューム容量の比率(%)を、0~100の整数値で指定します。(注) [Low割当て率]、[Middle割当て率]、および[High割当て率]を指定する場合は、合計が100%になるように指定する必要があります。 指定を省略した場合は、階層化ポリシーに基づいて再配置されます。 |
QoS自動化:有効/無効 | 作成するボリュームをQoS自動化の調整対象とするかを選択します。作成時の初期値は"Disable"です。 [QoS自動化:優先度]、[目標レスポンスタイム]、または[割当て率調整]を設定するには、"Enable"を選択します。 "Enable"を選択して[QoS自動化:優先度]または[目標レスポンスタイム]を設定しない場合は、その項目が設定されているほかのボリュームのQoS自動化機能による調整の影響を受けます。 この項目は、QoS自動化機能の利用時だけ有効です。 |
QoS自動化:優先度 | QoS自動化優先度を選択します。 利用者が使用するボリュームに対して"Low"、"Middle"、または"High"を設定するだけで、現在の負荷に応じて自動チューニングを行います。 この項目は、QoS自動化機能の利用時だけ有効です。 |
目標レスポンスタイム | 利用者が使用するボリュームのレスポンスタイムの目標値(ミリ秒)を、0~10000の整数値で指定します。0を入力した場合、そのボリュームの帯域幅は無制限となります。 目標レスポンスタイムは、ボリュームごとに指定します。 なお、本項目を設定した場合は、[QoS自動化:優先度]を設定できません。 この項目は、QoS自動化機能の利用時だけ有効です。 |
割当て率調整 | QoS自動化機能とストレージ自動階層制御の間で連携を行うかを選択します。 [QoS自動化:優先度]または[目標レスポンスタイム]と併せて設定するだけで、QoS自動化機能およびストレージ自動階層制御を利用して性能の自動チューニングを行います。 この項目は、QoS自動化機能の利用時だけ有効です。また、以下のすべての条件を満たす場合だけ設定できます。
|
注: 割当て率は目安であり、指定どおりに割り当てられないことがあります。
ポイント
1階層運用の場合は、[Low割当て率]、[Middle割当て率]、および[High割当て率]の項目を指定できません。
2階層運用の場合は、[Low割当て率]および[High割当て率]の2項目を、両方指定するか両方省略する必要があります。
3階層運用の場合は、[Low割当て率]、[Middle割当て率]、および[High割当て率]の3項目を、すべて指定するかすべて省略する必要があります。