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ETERNUS SF Express 16.2 / Storage Cruiser 16.2 / AdvancedCopy Manager 16.2 Webコンソール説明書
FUJITSU Storage

6.15.7 Tierプールの作成

Tierプールを作成する手順は、以下のとおりです。

  1. グローバルナビゲーションタブの[ストレージ]をクリックします。
    登録されているETERNUS ディスクアレイが、メインペインに表示されます。

  2. メインペインで、操作対象のETERNUS ディスクアレイの「名前」部分をクリックします。

  3. カテゴリーペインで、[ストレージ自動階層制御]をクリックします。
    カテゴリーペインの項目が、ストレージ自動階層制御に関する項目に切り替わります。

  4. カテゴリーペインで、[Tierプール]をクリックします。
    登録されているTierプールが、メインペインに表示されます。

  5. アクションペインで、[Tierプール]の下にある[作成]をクリックします。
    情報入力画面が表示されます。

  6. 以下を参考にして必要な情報を入力したあと、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。

    項目

    説明

    プール名

    作成するTierプールの名称(ETERNUS SFシステムで一意となる名前)を指定します。

    任意の英数字(1~16文字)、ハイフン(-)、アンダースコア(_)、およびシャープ(#)を指定できます。大文字・小文字は区別されません。

    ポリシー名

    作成するTierプールと関連付ける階層化ポリシーを指定します。
    プルダウンリストに表示される、定義済みの階層化ポリシーから選択します。

    プールの警告閾値

    Tierプールの空き容量を監視するため、Tierプールの使用率の閾値(%)を、5~99の範囲の10進数で指定します。デフォルトは"90"です。
    [プールの注意閾値]より大きな値を指定してください。

    この閾値を上回ったときは、SNMPトラップによって警告通知されます。

    Tierプールの使用率が90%を超えた場合、Tierプールを使用できますが、評価・再配置を正しく完了できません。

    プールの注意閾値

    Tierプールの空き容量を監視するため、Tierプールの使用率の閾値(%)を、0または5~80の範囲の10進数で指定します。デフォルトは"75"です。
    [プールの警告閾値]より小さな値を指定してください。

    この閾値を上回ったときは、SNMPトラップによって注意通知されます。

    "0"を指定した場合、または、[プールの注意閾値を設定しない]のチェックボックスをチェックした場合、プールの注意閾値は無効になります。

    暗号化状態

    作成するTierプールを暗号化Tierプールとするか否かを指定します。
    デフォルトは、"No"(暗号化しない)です。

    暗号化Tierプールとする場合は、"Yes"を選択します。

    CMを指定する

    必要に応じて、作成するTierプールのCMを指定します。

    デフォルトは、チェックボックスがチェックされていない状態(CMを指定しない)です。

    TierプールのCMを指定するには、チェックボックスをチェックします。ストレージ装置に存在するCMが表示されるので、その中から選択します。

    階層数

    作成するTierプールの階層数を指定します。2または3を選択できます。
    デフォルトは"2"です。

    ディスク選択

    サブプールを構成するディスクの選択方法を指定します。
    デフォルトは"Auto"(自動選択)です。

    "Auto"を選択すると、Lowサブプール/Middleサブプール/Highサブプールを設定する画面で、それぞれのサブプールの必要最低容量を指定する必要があります。

    "Manual"を選択すると、Lowサブプール/Middleサブプール/Highサブプールを設定する画面で、それぞれのサブプールを構成するディスクを指定する必要があります。

  7. Lowサブプールを定義する画面が表示されます。
    以下を参考にして必要な情報を入力したあと、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。

    • 手順6で[ディスク選択]に"Auto"を指定した場合

      項目

      説明

      FTSP名

      サブプールの名称(ストレージ装置内で一意となる名前)を指定します。

      任意の英数字(1~16文字)、ハイフン(-)、アンダースコア(_)、およびシャープ(#)を指定できます。大文字・小文字は区別されません。

      ディスク種別

      サブプールを構成するディスクの種別を指定します。

      プルダウンリストに表示されるディスク種別(Online、Nearline、SSD、SED-SAS)から選択します。

      信頼性

      サブプールのRAIDレベルを指定します。プルダウンリストに表示される、以下のどれかを選択します。

      • High Performance(RAID1+0)

      • High Capacity(RAID5)

      • High Reliability(RAID6)

      • High Reliability(RAID6-FR)

      • Mirroring(RAID1)

      • Striping(RAID0)

      ディスク選択

      [信頼性]で"High Reliability(RAID6-FR)"を選択した場合、サブプールを構成するRAIDグループのディスクの自動選択の方法を指定します。

      [信頼性]で"High Reliability(RAID6-FR)"以外を選択した場合は、指定不要です。

      必要最低容量

      サブプールとして最小限必要な容量を指定します。
      1MB以上の容量を指定できます。小数も入力可能です。

      CMを指定する

      手順6でCMを指定した場合だけ、必要応じて、サブプールを構成するRAIDグループのCMを指定します。

      デフォルトは、チェックボックスがチェックされていない状態(CMを指定しない)です。Tierプールに指定したCMの中から任意のCMが設定されます。

      CMを指定するには、チェックボックスをチェックします。手順6で指定したCMが表示されるので、その中から選択します。指定できるCMは、2つまでです。

    • 手順6で[ディスク選択]に"Manual"を指定した場合

      項目

      説明

      FTSP名

      サブプールの名称(ストレージ装置内で一意となる名前)を指定します。

      任意の英数字(1~16文字)、ハイフン(-)、アンダースコア(_)、およびシャープ(#)を指定できます。大文字・小文字は区別されません。

      ディスク種別

      サブプールを構成するディスクの種別を指定します。

      プルダウンリストに表示されるディスク種別(Online、Nearline、SSD、SED-SAS)から選択します。

      信頼性

      サブプールのRAIDレベルを指定します。以下から選択します。

      • High Performance(RAID1+0)

      • High Capacity(RAID5)

      • High Reliability(RAID6)

      • High Reliability(RAID6-FR)

      • Mirroring(RAID1)

      • Striping(RAID0)

      Fast Recovery構成

      [信頼性]で"High Reliability(RAID6-FR)"を選択した場合、Fast Recovery構成を選択します。ここで指定した構成のDisk数でRAID グループを作成する必要があります。

      [信頼性]で"High Reliability(RAID6-FR)"以外を選択した場合は、指定不要です。

      ディスク

      サブプールを構成するRAIDグループのディスクを指定します。
      RAIDグループの信頼性やFast Recovery構成によって、必要なディスク数が異なります。

      ストライプデプス

      サブプールを構成するRAIDグループの1ストライプにおけるディスクあたりのサイズ(KB)を指定します。デフォルトは"64"です。

      指定可能なストライプデプスは、[信頼性]とRAIDグループのディスク数に依存します。

      • High Performance(RAID1+0): 64/128/256/512/1024

      • High Capacity(RAID5)(2D+1P~4D+1P): 64/128/256/512

      • High Capacity(RAID5)(5D+1P~8D+1P): 64/128/256

      • High Capacity(RAID5)(9D+1P~15D+1P): 64/128

      • High Reliability(RAID6): 64

      • High Reliability(RAID6-FR): 64

      • Mirroring(RAID1): 選択できません

      • Striping(RAID0): 64/128/256/512/1024

      CMを指定する

      手順6でCMを指定した場合だけ、必要応じて、サブプールを構成するRAIDグループのCMを指定します。

      デフォルトは、チェックボックスがチェックされていない状態(CMを指定しない)です。Tierプールに指定したCMの中から任意のCMが設定されます。

      CMを指定するには、チェックボックスをチェックします。手順6で指定したCMが表示されるので、その中から選択します。指定できるCMは、1つだけです。

  8. Middleサブプールを定義する画面が表示されます。
    手順6で[階層数]に"2"を指定した場合は、Middleサブプールを作成できないため、画面右下の[次へ]ボタンをクリックして先へ進んでください。
    手順6で[階層数]に"3"を指定した場合は、手順7の表を参考にして必要な情報を入力したあと、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。

  9. Highサブプールを定義する画面が表示されます。
    手順7の表を参考にして必要な情報を入力したあと、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。

  10. すべての定義情報を確認する画面が表示されるので、設定内容を確認したあと、画面右下の[作成]ボタンをクリックします。

注意

[ディスク種別]で"SED-SAS"を選択した場合でも、暗号化状態は自動的に"Yes"になりません。Tierプールを暗号化Tierプールとする場合は、ディスク種別にかかわらず、暗号化状態を"Yes"に設定する必要があります。ボリューム一覧画面で、暗号化が"Yes"と表示されるFTVは、暗号化Tierプール内に作成したFTVだけです。