階層化ポリシーを作成する手順は、以下のとおりです。
グローバルナビゲーションタブの[ストレージ]をクリックします。
登録されているETERNUS ディスクアレイが、メインペインに表示されます。
メインペインで、操作対象のETERNUS ディスクアレイの「名前」部分をクリックします。
カテゴリーペインで、[ストレージ自動階層制御]をクリックします。
カテゴリーペインの項目が、ストレージ自動階層制御に関する項目に切り替わります。
カテゴリーペインで、[階層化ポリシー]をクリックします。
登録されている階層化ポリシーが、メインペインに表示されます。
アクションペインで、[階層化ポリシー]の下にある[作成]をクリックします。
情報入力画面が表示されます。
以下を参考にして必要な情報を入力したあと、画面右下の[作成]ボタンをクリックします。
項目 | 説明 |
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ポリシー名 | 作成する階層化ポリシーの名称(ETERNUS SFシステムで一意となる名前)を指定します。 任意の英数字(1~16文字)、ハイフン(-)、アンダースコア(_)、およびシャープ(#)を指定できます。大文字・小文字は区別されません。 |
実行モード | ストレージ自動階層制御の動作方法を指定する実行モードを指定します。
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評価期間 | ストレージ自動階層制御用の性能データの評価範囲を指定します。 単位が"Hour"の場合は、2、4、6、8、または12を指定できます。 単位が"Day"の場合は、1から31までの値を指定できます。 単位が"Week"の場合は、1を指定できます。 |
評価基準 | ストレージ自動階層制御用の性能を評価する基準を指定します。
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評価実施曜日 | アクセス状況データの評価を開始する曜日を指定します。 [実行モード]が"Auto"または"Semi-Auto"で、[評価期間]の単位が"Week"の場合だけ、指定できます。 "初回の指定曜日から評価実施(評価期間不足でも実施)"のチェックボックスをチェックすると、評価期間を満たしていない場合でも、初回の指定曜日までに存在するアクセス状況データを使って評価を行います。直ちにストレージ自動階層制御の運用を開始したい場合に指定してください。デフォルトは、チェックなし(推奨)です。チェックなしの場合は、初回の指定曜日には評価を行わず、次回の指定曜日から、常に評価期間分のアクセス状況データを使って評価を行います。 |
ストレージ自動階層制御実行時間 | ストレージ自動階層制御用の性能データの収集・評価、再配置を開始する時刻を、00:00~23:59までの範囲で指定します。 [評価期間]の単位が"Hour"の場合は、00:00から指定時間(2、4、6、8、または12時間)経過した時刻に実行されます。 |
ストレージ自動階層制御制限時間 | ボリュームの再配置を打ち切る時間を、[ストレージ自動階層制御実行時間]に指定した時刻からの経過時間で指定します。 [評価期間]の単位が"Day"または"Week"の場合は、00から24までの値を指定できます。 |
評価対象曜日 | 再配置を実行する際に、評価対象とするストレージ自動階層制御用の性能データを収集する曜日を指定します。[評価期間]の単位が"Day"または"Week"の場合だけ、指定できます。 デフォルトでは、全曜日が評価対象です。チェックを外した曜日は、評価対象外となります。 |
評価対象時間帯 | ストレージ自動階層制御用の性能データの収集・評価する時間帯を指定します。[評価期間]の単位が"Day"または"Week"の場合だけ、指定できます。デフォルトは"24Hours"(0時から0時の24時間)です。 評価の開始時刻・終了時刻ともに、0時から23時までの値を指定できます。 |
評価対象除外日設定 | ストレージ自動階層制御用の性能データを評価対象外とする日を、カレンダーで指定します。[評価期間]の単位が"Day"または"Week"の場合だけ、指定できます。 デフォルトは、"有効"がチェックされた状態です。この状態のときに、[評価対象除外日編集]ボタンをクリックして表示されるカレンダーで評価対象外とする日を指定できます。 "有効"のチェックを外すと、評価対象除外日設定が無効となります。 |
データ種別 | プルダウンリストから"IOPS"を選択します。 |
階層のデータ範囲 | 各階層のデータ範囲を手動設定するかシステムで自動設定するかを指定します。 デフォルトは、"自動設定"がチェックされた状態です。自動設定の場合は、[Lowのデータ範囲]、[Middleのデータ範囲]、および[Highのデータ範囲]を指定できません。システムが自動で再配置基準を決定します。 "自動設定"のチェックを外すと、各階層のデータ範囲を手動設定できます。 |
Lowのデータ範囲 | TierプールのLowサブプールに配置する際の基準とするIOPS値の範囲を指定します。 本項目には、最大値を指定します。小数も入力可能です。 最小値は"0"固定で、階層化ポリシーのメインペインに"-"が表示されます。 指定を省略した場合は、階層化ポリシーのメインペインに"-:-"が表示されます。 |
Middleのデータ範囲 | TierプールのMiddleサブプールに配置する際の基準とするIOPS値の範囲を指定します。 本項目には、最小値と最大値を指定します。小数も入力可能です。 指定を省略した場合は、階層化ポリシーのメインペインに"-:-"が表示されます。 |
Highのデータ範囲 | TierプールのHighサブプールに配置する際の基準とするIOPS値の範囲を指定します。 本項目では、最小値を指定します。小数も入力可能です。 最大値は"2147483647"固定で、階層化ポリシーのメインペインに"-"が表示されます。 指定を省略した場合は、階層化ポリシーのメインペインに"-:-"が表示されます。 |
ポイント
2階層運用の場合は、[Lowのデータ範囲]および[Highのデータ範囲]の2項目を、両方指定するか両方省略する必要があります。
3階層運用の場合は、[Lowのデータ範囲]、[Middleのデータ範囲]、および[Highのデータ範囲]の3項目を、すべて指定するかすべて省略する必要があります。
参考
[ポリシー名]だけを指定しても、階層化ポリシーを作成できます。その場合、ほかの項目は以下の値が設定されます。
実行モード: Auto
評価期間: 1day
評価基準: Peak
ストレージ自動階層制御実行時間: 00:00
ストレージ自動階層制御制限時間: 制限なし (打ち切らない)
評価対象曜日: Su/Mo/Tu/We/Th/Fr/Sa (全曜日)
評価対象時間帯: 24Hours
評価対象除外日設定: 有効
データ種別: IOPS
階層のデータ範囲: 自動設定
Lowのデータ範囲: (設定されません)
Middleのデータ範囲: (設定されません)
Highのデータ範囲: (設定されません)