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ETERNUS SF Express 16.2 / Storage Cruiser 16.2 / AdvancedCopy Manager 16.2 移行ガイド
FUJITSU Storage

8.1.4 バージョンアップインストール後の作業

AdvancedCopy Managerマネージャーをバージョンアップインストールした後は、以下の作業を行います。

8.1.4.1 旧バージョンレベルのリストア

旧バージョンレベルのAdvancedCopy Managerマネージャー運用環境をリストアします。

AdvancedCopy Managerの運用環境

  1. 以下のコマンドを実行して、ETERNUS SF Managerのサービスを開始します。

    • Windows環境の場合

      $INS_DIR\Common\bin\Start_ESFservice.bat
    • Solaris環境、Linux環境の場合

      /opt/FJSVesfcm/bin/startesf.sh

      $INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。

  2. 8.1.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」で退避した運用環境をリストアします。

注意

運用環境のリストアは、コマンド実行用に新しく画面を起動し、その画面で実施してください。

参照

運用環境のリストアは、以下を参照して実施してください。

サーバ種別

OS種別

参照先

運用管理サーバ

Windows

A.9 リポジトリデータのリストア(Windows環境)

Solaris、
Linux

A.10 リポジトリデータのリストア(Solaris/Linux環境)

運用管理サーバ兼管理対象サーバ

Windows

以下の順に作業してください。

  1. A.9 リポジトリデータのリストア(Windows環境)

  2. A.11 管理情報のリストア(Windows環境)

Solaris、
Linux

以下の順に作業してください。

  1. A.10 リポジトリデータのリストア(Solaris/Linux環境)

  2. A.12 管理情報のリストア(Solaris/Linux環境)

AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleの運用環境

8.1.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ」で退避した運用環境をリストアします。

参照

リストア方法は、「A.14 環境設定ファイルのリストア」を参照してください。

8.1.4.2 構成情報インポートコマンドの実行

管理者権限でesfadm devconf importコマンドを実行して、旧バージョンレベルの構成情報を移行します。esfadm devconf importコマンドを実行する前に、管理対象の装置・サーバにアクセスできる状態であることを確認してください。

esfadm devconf importコマンドを実行したあとは、esfadm devconf importstatusコマンドで[IMPORT STATUS]欄が"Complete"になることを確認してください。
また、移行対象のインポート状況の[STATUS]欄が"Complete"になることを確認してください。"Failed"の場合、構成情報の移行に失敗しているため、「12.4 異常発生時の対処」を参照し対処してください。

注意

esfadm devconf importコマンド実行時に管理対象の装置・サーバにアクセスできない状態の場合、装置の構成情報が移行されていないため、esfadm devconf importコマンドの再実行が必要です。

8.1.4.3 ユーザーアカウントの設定

ETERNUS SF Managerの機能を使うために、ユーザーアカウントの設定をします。

参照

設定方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ユーザーアカウントの設定」を参照してください。

8.1.4.4 Webコンソールを利用するための設定

Webコンソールを起動するPCと運用管理サーバの間にファイアーウォールを設置する場合は、ファイアーウォールを通過できるように設定をします。

参照

設定方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「Webコンソールを利用するための設定」を参照してください。

8.1.4.5 ライセンスの設定

必要なライセンスを設定します。

参照

設定方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ライセンスの管理」を参照してください。

8.1.4.6 不足情報の再定義

8.1.4.7 Symfowareのアンインストール

本バージョンレベルのETERNUS SF Managerでは、Symfowareを使用していません。
SymfowareがETERNUS SF Managerだけに利用されていた場合に限り、Symfowareをアンインストールしてください。

Symfowareをアンインストールする手順は、以下のとおりです。

Windows環境の場合

[プログラムの追加と削除]画面または[プログラムと機能]画面で、Symfowareをアンインストールします。
Symfoware ServerとSymfoware Clientを共にインストールしている場合は、先にSymfoware Clientをアンインストールしてください。

Solaris環境、Linux環境の場合
  1. Symfowareのアンインストーラを起動してパッケージを削除します。
    このパッケージ機能をETERNUS SF Manager以外、利用していないことを確認してから削除してください。

    # /opt/symfoware/setup/symfo_remove
  2. Symfowareのアンインストールを実行する確認メッセージが表示されます。実行する場合は"y"を、実行しない場合は"q"を入力します。
    "y"を入力すると、アンインストールする機能を選択するメッセージが表示されます。"all"または"削除する番号"を入力して、アンインストールする機能を選択します。
    再度アンインストールの確認メッセージが表示されます。アンインストールを実行する場合は"y"を、実行しない場合は"q"を入力します。

    allを指定して、アンインストールする場合の例
    インストール環境のチェックを開始します。
    インストール環境のチェックが終了しました。
    
    警告:他製品が "Symfoware Server Enterprise Edition" を利用している可能性があります。
    
    アンインストールを継続しますか?
    y: アンインストールを継続します
    q: アンインストールせずに終了します
    [y,q]: y
    
    "Symfoware Server Enterprise Edition"をアンインストールします。
    
    アンインストールする機能を選択してください。
    1: 基本機能(サーバ機能、クライアント機能)
    複数選択する場合は","で区切ります。(例: 1,2)
    [all:全機能,1,q]: all
    
    選択した機能
    - 基本機能(サーバ機能、クライアント機能)
    
    上記の機能のアンインストールを開始しますか?
    y: アンインストールを開始します
    n: 再び機能を選択します
    q: アンインストールせずに終了します
    [y,n,q]: y
    
    アンインストールを開始します。
  3. Symfowareのアンインストールが正常に終了すると、以下のメッセージが表示されます。

    "Symfoware Server Enterprise Edition"のアンインストールが正常終了しました。
  4. FSUNiconvパッケージがインストールされている場合、FSUNiconvパッケージを削除します(Solaris環境だけ)。
    このパッケージの機能をETERNUS SF Manager以外、利用していないことを確認してから削除してください。

    # pkgrm FSUNiconv