ETERNUS SF Manager(Linux版)のサイレントインストール手順は、以下のとおりです。
作業を行うサーバにログインします。ログイン後の操作は、root(スーパーユーザー)で実施してください。
ローカルファイルシステムがマウントされていることを確認します。
マウントされていない場合は、以下のコマンドを実行してローカルファイルシステムをマウントします。
# mount -a |
本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック (Linux 64bit版) マネージャープログラム (2/2)」を、DVD-ROMドライブに挿入します。
DVD-ROMをマウントします。
# mount /dev/cdrom <DVD-ROMマウントポイント> |
サイレントインストール用のインストールシェルを実行します。
デフォルトインストールの場合
<インストールログファイル>に、インストールのログを出力するファイルを絶対パスで指定します。<インストールログファイル>の指定は任意です。
# <DVD-ROMマウントポイント>/Manager_unix/esfsilentinstall.sh -eula agreed [-l <インストールログファイル>] |
カスタムインストールの場合
<インストールパラメーターファイル>は絶対パスで指定します。<インストールパラメーターファイル>の指定は必須です。
<インストールログファイル>に、インストールのログを出力するファイルを絶対パスで指定します。<インストールログファイル>の指定は任意です。
# <DVD-ROMマウントポイント>/Manager_unix/esfsilentinstall.sh -eula agreed -s <インストールパラメーターファイル> [-l <インストールログファイル>] |
ポイント
-eulaオプションは、使用許諾に同意する指定です。オプション引数に"agreed"を指定した場合だけ、インストールできます。-eulaオプションは、ほかのオプションよりも先に指定する必要があります。
インストールログファイルの指定がない場合、/var/tmp/ディレクトリにesfsilentinstall.logという名前のインストールログファイルを作成します。
指定したインストールログファイルと同名のファイルが存在する場合、上書きします。
インストールログファイルを格納するディレクトリには、書込み権限のある実在するディレクトリを指定する必要があります。書込み権限がない場合は、プロンプトおよび画面へのエラーメッセージ出力を行わずにエラー終了します。
インストールパラメーターファイルおよびインストールログファイルのパスが半角空白を含む場合は、ダブルクォートで囲む必要があります。
インストールログファイルのパス名には、【 " ! $ 】を使用できません。
注意
オプションの指定に誤りがあった場合は、エラーメッセージをインストールログファイルに出力して終了します。プロンプトおよび画面へのエラーメッセージ出力は行いません。
サイレントインストール用のコマンドを多重実行しないでください。多重実行した場合は、あとから実行したコマンドが異常終了します。このとき、インストールログファイルは作成されません。
インストールが終了すると、プロンプトが表示されます。
DVD-ROMをアンマウントします。
# umount <DVD-ROMマウントポイント> |
DVD-ROM媒体を、DVD-ROMドライブから取り出します。
以上で、ETERNUS SF Manager(Linux版)のインストールは終了です。
ポイント
インストールパラメーターファイルに運用管理サーバのIPアドレスが指定されていない場合は、インストール時に運用管理サーバのIPアドレスが自動設定されます。インストール完了後、必要に応じてIPアドレスを変更してください。変更方法は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド(Linux版)』の「運用管理サーバのIPアドレスの変更」を参照してください。