本ソフトウェアのDVDを、DVDドライブに挿入します。
グローバルゾーンにログインし、rootユーザになります。
% su <Return> Password:password <Return> #
グローバルゾーンからノングローバルゾーンをシングルユーザモードで起動します。
# zoneadm -z zone-a boot -s <Return>
"zone-a"は本ソフトウェアをアンインストールするノングローバルゾーンの名前の例です。この名前はシステムの構成により変わります。以降、"zone-a"から本ソフトウェアをアンインストールする場合の例を示します。
グローバルゾーン上でDVDをマウントします。
# mkdir -p /cdrom/cdrom0 <Return> …(注1) # /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t4d0s2 /cdrom/cdrom0 <Return> …(注2)
(注1) "/cdrom/cdrom0"ディレクトリがない場合のみ必要です。
(注2) マシン環境によって、下線部のデバイス名が異なるため、確認してください。
アンインストールスクリプトを実行します。
# cd /cdrom/cdrom0/Tool <Return> # ./cluster_uninstall -z zone-a <Return> Are you sure to remove PRIMECLUSTER software packages from <zone-a>?(y,n) y <Return> Checking <zone-a> for uninstalling PRIMECLUSTER ...finished. Preparing for uninstalling PRIMECLUSTER from <zone-a> ...finished. Uninstalling PRIMECLUSTER from <zone-a> ... Removal of <FJSVhanet> was successful. Removal of <FJSVclsfw> was successful. ・ ・ Uninstallation was successful. Executing post-uninstall process on <zone-a> ...finished. ------Uninstallation result------ zone-a:succeeded #
Uninstallation result に、"ゾーン名:succeeded"と表示されることを確認してください。
注意
Oracle Solaris 10 を使用している場合、iSCSIのパッチ141878-09 ～ 141878-12および143645-11～143645-14の問題によって、本ソフトウェアのアンインストールに失敗することがあります。
その場合、iSCSIのパッチ143645-15以降を適用する、もしくは iSCSI initiatorのSMF serviceをenableにすることにより回避して下さい。
(例) iSCSI initiatorのSMF serviceをenableにする。
# svcadm enable -r svc:/network/iscsi/initiator:default
ノングローバルゾーンにログインし、環境定義ファイルを削除します。
# zlogin zone-a <Return> # cd /opt/SMAW <Return> # rm -r SMAWRrms <Return> # rm -r SMAWcf <Return> # cd /etc <Return> # rm cip.cf <Return> # cd /etc/default <Return> # rm cluster <Return> # rm cluster.config <Return> # cd /var/adm <Return> # rm cfreg.data <Return>
GLS(伝送路二重化機能)において、ユーザコマンド実行機能を使用し、スクリプトファイルが残っている場合には、/etc/opt/FJSVhanet配下のディレクトリが削除されませんので、資源の退避または削除後にディレクトリの削除を実施してください。
# zlogin zone-a <Return> # /usr/bin/rm -r /etc/opt/FJSVhanet <Return>
FJSVsnapパッケージを削除します。ただし、FJSVsnapパッケージは他の製品でも共用されています。以下の製品がインストールされている状態の場合、削除を行わないでください。
Enhanced Support Facility (ESF)
パッケージを削除する場合は、ノングローバルゾーンにログインし、pkgrm(1M)コマンドを実行してパッケージを削除します。
# zlogin zone-a <Return> # pkgrm FJSVsnap <Return>
注意
グローバルゾーン、ノングローバルゾーンが両方ともOracle Solaris 10の場合は、FJSVsnapパッケージをノングローバルゾーン上のみで削除することはできません。グローバルゾーンにインストールされているFJSVsnapパッケージを削除すると、ノングローバルゾーンのFJSVsnapパッケージが同時に削除されます。
グローバルゾーン上でDVDをアンマウントし、DVDを取り出します。
# cd / <Return> # /usr/sbin/umount /cdrom/cdrom0 <Return>
